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『二十話だよー!』本当の姿 ページ21

ピピピッピピピッ…ポチッ

『……起きなきゃ。』

今の時間は午前五時。

普通なら絶対に起きない時間。

でも今日は絶対に早く起きないといけない。

『眠いなぁ…。』

昨日も仕事はたくさんあった。

正直、無惨の事を一発叩きたかった。

でもあたしは我慢したんだ!この日のためにっ!

今日は楽しみにしていた体育祭だ。

〜☆〜

『えぇと、卵焼きは砂糖多め…ウインナーはタコさんにして…。』

制服に着替えたあたしはエプロンをつけて、朝ごはんとお弁当を同時に作っていた。

いやあたしだけのお弁当なら作ったりしないよ?

コンビニのおにぎりとスイーツだけでいい。

でも今回のお弁当はあたし”だけ”じゃない。

ピンポーン

善「Aー?起きてるー?」

あたしは駆け足で玄関に向かったら鍵を開けて扉を開けた。

『善逸おはよう。』

善「えっ!?Aが起きてる!?」

失礼だなおい。

善逸がお弁当作ってくれって言ったんだろ。

そう。

朝嫌いのあたしが早く起きてお弁当を作っていたのは他でもない。

善逸のお弁当を作るためだ。

『善逸が作ってって言ったんでしょ。』

善「そうだけど朝嫌いなAが…。」

『お弁当捨てるのは勿体無いから伊之助にあげる。』

善「なんでもないです!」

こんな感じが毎日続けばもう慣れた。

善逸を入れてキッチンに戻っていたら後ろから気味の悪い笑い声が…。

善「ウヒヒヒ、Aが俺のために。」

『110番。』

善「いやぁぁァァァっっっ!!本気でかけようとしないでぇぇぇぇ!!!」

だって今現状泣き叫びながらスマホを持つ手に抱きついて鼻水垂らしてる男を不審者と言うべきでしょ。

善逸の必死の謝罪でスマホをしまってキッチンに再び歩きはじめる。

何故か腕を離してくれない。

『善逸、離して。』

善「だって今さっき本気でしようとしたからぁ。」

『もう今はしないから!』

善「…今は?」

固まる善逸を引き剥がしてキッチンで料理を再開する。

善逸は「うぅ〜。」っ唸りながらいつものソファに座った。

さすがに…やりすぎたかな?

なんか泣くのはいつも通りだけど実は泣かれたらとっても心配になる。

やりすぎたんじゃないかなって。

…よし。

『…善逸。』

善「うぅ。なぁに、A。」

『…誰かにお弁当作るの初めてだから。…頑張るから。』








そう言ったらさっきのが嘘みたいに嬉しそうに笑ってくれた。

栗「……二十一話?」→←富「十九話だ。」



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設定タグ:恋愛 , 鬼滅の刃 , キメツ学園   
作品ジャンル:アニメ
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絵宙(えそら) - え、マジかここで終わるんですか。まだ続きがあるのかと、恋実って正体バレたりと…いや面白いから良いんですがでも面白いからこそ続けて欲しいなと………ごめんなさい、ミシェルさん (2020年3月26日 0時) (レス) id: 63faa5bcfc (このIDを非表示/違反報告)
木苺(プロフ) - 冨岡さんの冨が殆ど全部間違ってる気が、、、 (2020年3月20日 21時) (レス) id: 89ac41ad4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミシェル | 作成日時:2020年1月13日 17時

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