嘴「十八話……ねみぃ。」 ページ19
『…ふふっ、いいですよ。ファンは大事にしないと。その代わり皆にアイドルって事は秘密ですからね?』
そう言えば、嬉しそうに目をキラキラさせた。
冨岡先生、意外と可愛いところあるんだね。
冨岡先生愛用の木刀の真ん中らへんにマイネームで書くと嬉しそうにしてくれて、アイドルのあたしからしたらめちゃくちゃ嬉しい。
ファンの笑顔ってアイドルからしたら宝物だからね?
冨「天宮、何か困る事があれば言え。できる限り手助けする。」
『本当ですか?冨岡先生が味方にいてくれたら心強いですね。』
『ふふっ。』って笑うと冨岡先生はまた目を見開いた。
そんなにびっくりしなくても。
そしてあたしは冨岡先生と別れてやっと教室に戻り始める事ができた。
冨「本当の天宮はあんなに笑うんだな。」
冨岡先生がそんな事言っていたのも知らずに。
善「Aっ!!うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
『うるさい。離れろ。』
善「Aが冨岡先生と校長先生に連れて行かれたって聞いてマジで俺終わったと思ったんだからなぁぁぁぁ!!」
『どうして善逸が終わるのか意味わからん。』
教室に入った瞬間、帰ってきていた善逸に泣き喚かれながら抱きつかれる。
マジでやめろ、暑苦しい。
それに視線があるから。マジで。
炭「A、大丈夫だったか?」
『大丈夫。ちょっと話があっただけだから。』
嘴「俺様の子分を勝手に連れて行くなんて許さねぇ!」
『伊之助、だからちょっと話しただけだって。』
本当、この三人は心配がすぎる。
あたしだってもう高校生だ。
そんなやすやすと見知らぬ人について行くような事はしない。
そんな感じで少し話してたら昼休みを終えるチャイムが鳴った。
嘘だろあたしまだお昼食べてないのに。
お昼抜きで午後に勉強出来ないって。
『ねぇ炭治郎。』
炭「ん?なんだ?」
『午後の授業ってなんだっけ。』
炭「午後は五、六時間目どちらとも体育祭の事を決めたりするぞ。」
よっしゃ。頭使わなくていい。
『ありがとう。じゃあ伊之助善逸を連れて教室に。』
嘴「あ?なんで俺がそんなこと。」
『お願いね。』
嘴「まかせろ!子分のお願いだ!」
そう言って善逸の襟を掴むと帰るために扉に向かう。
善「A〜〜っ!」
『善逸、今日は休みだから炭治郎や禰豆子、伊之助とスイーツ食べに行こう。』
善「俺頑張るからっ!」
伊之助と善逸が教室を出たらあたしと炭治郎は少し話して自分の席に戻った。
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絵宙(えそら) - え、マジかここで終わるんですか。まだ続きがあるのかと、恋実って正体バレたりと…いや面白いから良いんですがでも面白いからこそ続けて欲しいなと………ごめんなさい、ミシェルさん (2020年3月26日 0時) (レス) id: 63faa5bcfc (このIDを非表示/違反報告)
木苺(プロフ) - 冨岡さんの冨が殆ど全部間違ってる気が、、、 (2020年3月20日 21時) (レス) id: 89ac41ad4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミシェル | 作成日時:2020年1月13日 17時