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｢は〜い、とーちゃーく！｣
窓を越え塀を越え、時には高所から飛び降りながらたどり着いたのは学内の温室だった。
｢えっと…先輩…？なんで今日はここに…？｣
(いつもなら、暑さが苦手なフロイド先輩が寝やすい学内のハズレの日陰とか、日が当たらない地下の図書室とかにいくのに)
温室は割と温度が高めに設定されてるから暑さに弱いフロイド先輩的には暑いぐらいなはずだ。
(まぁ、私には心地いいぐらいなんですけど…)
｢そ〜れ！｣
｢うぇっ！？｣
フロイド先輩にぽーいと放り投げられ、ごろごろと芝生を転がる。
｢あっごめんいたかったぁ？｣
｢何とか大丈夫で…｣
あっちゃ〜と言いながらフロイド先輩は起き上がろうとしている私の頭を抑えつけた。
(あ゛〜〜〜っ！ついに食材にされる時がきたんですね)
｢はい、クラゲちゃんおやすみ〜｣
確実に食べられると思ったのだが、どうやら私を寝かしつけようとしているっぽい。
(いや、でもなんでだ！？)
｢くらげちゃん、最近寝不足だったでしょ〜アズールもよくおんなじよ〜な顔してるからおれわかるんだ〜｣
困惑してるのを察したのかフロイド先輩が死なれたら困るしぃと、いつもより幾分か優しい声で続ける。
(確かに…ココ最近は課題こなすので精一杯であんまり寝てなかったかもしれない…)
疲れていることを意識したからだろうか、急に眠気が襲ってきた。
(フロイド先輩………案外……優しいんだな…)
そのまま私の意識は夢の中へとおちていった。
｢クラゲちゃん、そんなに幸せそうに寝るくせになんでそんなに死にたいんだろ〜ねぇ｣
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みみみよ - ありがとうございます！続編作りましたー！ (2020年7月30日 22時) (
レス) id: 9263a3a9a9 (このIDを非表示/違反報告)
さぼてん(プロフ) - 凄く面白かったです！続きの話ですがみたいです！是非検討(？)してくれると嬉しいです！ (2020年6月18日 0時) (レス) id: 314a198c1c (このIDを非表示/違反報告)
鬼灯 - 面白かったです…！私は続き見たいな、と思いました！(あくまで一読者の意見ですが…。)お身体に気をつけてください(*´∀｀*) (2020年6月8日 19時) (レス) id: 71646cf771 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みみみよ | 作成日時：2020年5月4日 16時
