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フロイド先輩が来なくなり、私の生活は元に戻った。
毎日ひとりで食べて寝て勉強してただ繰り返すだけの元通りの日々にになった。
何の変哲もない無い、ただの生活。
飛行学がちょっと得意な普通の生徒の私。
そんな私に、フロイド先輩が興味を持ち続けるはずもない。
(きっと、物珍しくて私に構ってただけだったんだ。初めから分かってたじゃん)
この普通がわたし、むしろフロイド先輩といる時がおかしかったのであって、また元のつまらない生活に戻っただけ。
でも、フロイド先輩と過ごした毎日は楽しくて、世界が色づいて見えてわくわくして明日も逢いたいっておもって…自分でもおかしいと思う。
悲しくて、つまらなくて、逢いたい。
また色んなところに連れ回して、理不尽に怒って、笑いかけて欲しい。
(先輩、先輩が居ないと暗くて、重くて息が出来なくなりそうです。)
まるでおとぎ話の人魚姫のように、泡になって消えてしまいそうだ。
「………そうだ…」
私はフラフラとした足取りで階段を登り、あの時フロイド先輩とであった屋上のバルコニーに出る。
柵に足をかけ、外側に出る。
(もしかしたら………また………来てくれるかも……なんて…………)
おとぎ話じゃあるまいし、馬鹿馬鹿しい。
現実には、助けてくれる慈悲の魔女も、迎えに来てくれる王子様もいない。
(…………)
柵から手を離し、バルコニーから飛び降りる
一瞬の浮遊感。
(………あれ？)
何かにがっちり捕まれ、浮遊感が無くなる。
(あ……………！)
「くらげちゃん…ばか…でしょぉ…」
慌てて横を見ると、息を切らしながら箒にのるフロイド先輩がいた。
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みみみよ - ありがとうございます！続編作りましたー！ (2020年7月30日 22時) (
レス) id: 9263a3a9a9 (このIDを非表示/違反報告)
さぼてん(プロフ) - 凄く面白かったです！続きの話ですがみたいです！是非検討(？)してくれると嬉しいです！ (2020年6月18日 0時) (レス) id: 314a198c1c (このIDを非表示/違反報告)
鬼灯 - 面白かったです…！私は続き見たいな、と思いました！(あくまで一読者の意見ですが…。)お身体に気をつけてください(*´∀｀*) (2020年6月8日 19時) (レス) id: 71646cf771 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みみみよ | 作成日時：2020年5月4日 16時
