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｢えっと…その…あっと………｣
近い、デカい、怖い、死ぬ
何故かご機嫌でずいずい迫ってくるフロイド先輩と一定の間隔を開けて私もジリジリと後退する。
いっそこのまま逃げてしまおうか
(確かにその辺にほうきがあったはず…)
自慢じゃないが飛行術は割と得意な方である、
(フロイド先輩は飛行術あまり上手くなかったはず…………なら………ほうきさえとれれば…逃げ…られる…はず)
とか何とか考えながらほうきの位置を確認するために先輩から目を離したのがいけなかったのだろう。
あっという間に距離を詰められ、気がつくとフロイド先輩に抱きしめ…………いや、締められていた。
｢あははぁ〜、なぁ〜んで逃げんだよ、なぁ〜？｣
｢なにしてたの、っておれ聞いてんだけど｣
フロイド先輩の私を締める手に力が入る
｢もぐぁ゛あ゛｣
いたいかたいかたい、宙に浮いてるなんならさっきよりも浮遊感がある、
というかまず先輩の分厚い胸板に顔が埋まっているのでしゃべれないそして苦しい。
(死のうとは思ってたけどこんな形で死にたくはないのですが！？)
窒息してなるものかと先輩の腕を、ばしばしと叩く
｢ありゃ〜？もしかしておまえ、息してない〜？｣
｢ごっほ、げっほ｣
フロイド先輩の腕から解放され、むせながら崩れ落ちる。
(ただいま地面。ただいま酸素。う〜ぇ死ぬかと思った)
座り込む私の脇の下に手を入れまるで猫のように持ち上げた後フロイド先輩は
｢ま、なんでもいいんだけどさぁ〜俺と契約しよぉ〜？｣
｢へっ！？｣
なんともわる〜〜い何か企んで居そうなお顔でそういったのだった。
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みみみよ - ありがとうございます！続編作りましたー！ (2020年7月30日 22時) (
レス) id: 9263a3a9a9 (このIDを非表示/違反報告)
さぼてん(プロフ) - 凄く面白かったです！続きの話ですがみたいです！是非検討(？)してくれると嬉しいです！ (2020年6月18日 0時) (レス) id: 314a198c1c (このIDを非表示/違反報告)
鬼灯 - 面白かったです…！私は続き見たいな、と思いました！(あくまで一読者の意見ですが…。)お身体に気をつけてください(*´∀｀*) (2020年6月8日 19時) (レス) id: 71646cf771 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みみみよ | 作成日時：2020年5月4日 16時
