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照side
あの連絡の後、予想よりも早めに終わった取材。
今日も行っていいかな？？
そう思い
ピーンポーン
インターホンを鳴らすと声が聞こえてくる前に玄関があいた。
出てきたAさんは髪をお団子にして眼鏡をしていた。眼鏡なんて今まで1度も見たことないビジュアルに自然に心がザワつく。
A「やっぱり、ご飯たべる？いいよ、入って」
いつもよりも忙しなくリビングに戻っていく。
「お邪魔しまーす」
リビングに入ると既にテーブルにご飯がセットされていた。
A「ごめん、今企画書作ってて。
来週には仕上げたいから今日はそのまま食べてて」
「あ、うん。ごめん。俺いて大丈夫？」
A「大丈夫。笑
いつもみたいに向かい合って喋ったり出来なくてごめんね。」
そう言ってる彼女はこちらを見ずにずっとパソコンを弄っている。
「アシスタントでもやっぱ大変なんだね」
A「え？もうとっくにアシスタント卒業してるけど？」
「え？」
A「私元々ヨーロッパに住んでたの。
で、こっち帰ってきて東京にきて。
向こうでもデザイナーしてたから、こっちでは最初アシスタントで慣れてからデザイナーとして仕事してる」
「そうなんだ。あ、ごめん邪魔した」
部屋の端っこにあるパソコンデスクに座って背中越しに喋る感覚は同じ空間にいるのにとても寂しい感じがして、料理も美味いのに味がしないような感覚だった。
「ご馳走様。」
そう言ったのに返事はなく、彼女の動く手は止まらない。
すごく真剣で近くにいるのにまるで間にガラスでも挟んでいるかのような感覚に陥った。
まるで違う世界だ。
あぁ、ファンの子達もこんな感じで俺らの事見てんのかなぁって少し思ったり。
とりあえず帰り支度をそっと済ませて声をかける。
「ご飯ありがとう。忙しそうだし邪魔したくないからさ。○ィズニーの日まではこないから。頑張って」
A「あ、ごめん。夢中になってて。うーん。多分来てもこんな感じになっちゃうから。
ご飯だけ持って帰るぶんには大丈夫だからその時は連絡してね！」
「いや、俺はここで食いたいから来てるからさ。
ありがとう。じゃあまた○ィズニー行く時連絡する。」
A「ありがとう。じゃあおやすみなさい」
「おやすみ」
そう言ってリビングのドアを閉めた。
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miyna(プロフ) - ゆりちぱさん、コメントありがとうございます！岩本さんが甘えたいけど甘える場所がないと言っていた記事をみて、甘えるならこんな感じかなぁと思って作りました！私も安田担です！シリーズ読んでくれてありがとうございます！ (2020年6月1日 14時) (
レス) id: d1019240f8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりちぱ(プロフ) - miynaさん、コメント失礼します！私安田担でして、ずっとmiynaさんの心から一緒に、など読んでいたのですが、今回のお話が照くんで、、！私実は岩本担でもあるのでとっても嬉しいです！ (2020年6月1日 12時) (レス) id: 6a5ff5c9be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miyna
| 作成日時：2020年6月1日 10時
