それでもキミがいい(雪男yellow)

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深澤side



昨日大丈夫だったかな？？




そう思いながら自主練の為事務所のビルにあるレッスン場にいったら既に汗をかきながら踊っている照の姿があった。



「よう、なに？いつからいたの？」




岩本「13時くらい」



ってことはかれこれ4時間くらい前か。





「昨日、大丈夫だった？」





岩本「あぁ、うん。」






「でもあの人ほんとに俺の7つ上？
正直考えてたより全然若いし綺麗じゃん。」




岩本「お前もかよ」




「へ？何が？」






岩本「2人してあの人いいねとか。
なんなんだよマジ。」




そう言いながら水分補給している照はどことなく苛立っているように見える。




「なんだよ。」




岩本「リアコ枠とか言われるだけあるだろうけどさ。」





「･･･もしかしてお前、妬いてる？」





岩本「 ちげぇよ」





「その勢いでキスでもしちゃえばいいのに。
そしたらちょっとはお前の事男として意識するかもよ？」






岩本「･･･はぁ。」




そう言いながら首のちからが抜けたようにガクンと頭を落とす。




「なに？どうしたの」





岩本「いや、昨日。しちゃったんだよね」





「え？！もうそこまでいったの？！
それは焦りすぎでしょ。
体の関係はある程度待たないと」




岩本「バカちげぇよ！キスだよキス！」





「なんだ。」




岩本「いや俺からしたら大問題だから」




「で？黒木さんは？」




岩本「いや。
あまりに勢いでいったもんだからさ。
した後直ぐに帰った」




なんだよこいつ。
思春期か。



「とりあえずさ、素直に好きですって言った方がいいんじゃない？」




岩本「好きかもわかんねぇのに言えっかよ！」




え？
わかんない？
そんな行動しておいてわかんない？
どんだけ鈍いんだよ。




この言葉に今度は俺が首を落とした。

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