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「よし!これでOK!」
引越しの荷造りをして、空っぽになった部屋を眺める。
ずっと住んできた場所。
19歳から一人暮らしを初めて、いつも点々と引越しを続けて同じ所になんていなかった私が唯一ずっと住み続けてきた場所。
ゆっくりと一部屋ずつ足を踏み入れる。
リビングの壁にあるピンの跡。
ここに写真貼り付けてたっけ。
思い出にって。いつも恥ずかしがってたけど笑。
寝室の床にある窪み。
最初大丈夫って思ってずっと置いてたら凹んじゃったんよね笑
お風呂にある残り香。
俺こんな女の子の匂いさせて仕事行けないっていうから仕方ないから男性用のやつ買ったんやっけ笑
部屋を周る度今まで思い出すこともなかった些細なことが走馬灯のように駆け巡る。
楽しかったな。
ごめんね、こんなことしか出来なくて。
ごめんね、悲しませて。
ごめんね、あなたを頼ることが出来なくて。
こんな私に甘えてくれてありがとう。
バイバイ。
照。
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miyna(プロフ) - ゆりちぱさん、コメントありがとうございます!岩本さんが甘えたいけど甘える場所がないと言っていた記事をみて、甘えるならこんな感じかなぁと思って作りました!私も安田担です!シリーズ読んでくれてありがとうございます! (2020年6月1日 14時) (レス) id: d1019240f8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりちぱ(プロフ) - miynaさん、コメント失礼します!私安田担でして、ずっとmiynaさんの心から一緒に、など読んでいたのですが、今回のお話が照くんで、、!私実は岩本担でもあるのでとっても嬉しいです! (2020年6月1日 12時) (レス) id: 6a5ff5c9be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:miyna | 作成日時:2020年6月1日 10時