やめてよ、宮くん。 (ページ4)

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さんページ4

角名side

放課後、稲荷崎高校の体育館では宮兄弟の片割れ、宮侑の叫び声がこだましていた。

侑「俺のアホおおおおおおおおおおおおお！！！！！」

叫びながらうなだれる宮侑の目には涙が溜まっている。

角名「うるさいよ侑。北さんの正論パンチ食らいたいの？」

昼休みの予想通り、今日も部活はうるさかった。

侑「ちゃうねん…本間はもっと…こう…ちゃんと話しかけたいんやけど…口が…勝手に…！！」

銀「あ、そういや侑、さっき俺の点数遠回しに馬鹿にしとったやろ！聞こえとったからな！」

侑「喧しいわ！俺より高いんやからええやんけ！！」

銀「…はっ！？お前何点や！？」

侑「38点や！！」

治「お前蜂谷さんより点数低いのに馬鹿にしとったんかい」

話を聞いていた治がすかさずツッコむ。

角名「侑はさー、もーちょい素直になりなよ。桃嫌がってるよ」

侑「なんやて！？てかなんで角名お前蜂谷さん名前で呼んでんねん！」

銀「いや幼馴染やゆーとったやん！お前どんだけ話聞いてへんねん…」

侑「あーー蜂谷さん本間に好きやー！！」

治「喧しいわツム。めしが不味なる」

…早く北さん来ないかな。