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school61 ページ5
？？side
ここは何処だろうか？……いや、そんな事はわかっている。此処は私の部屋……学園長の自室といえばいいのだろうか。
どうして……。どうしてだ？江ノ島君。戦刃君。宮内君。君たちが超高校級の絶望だったのか？
私は自分の前にある画面を見る。そこにはコロシアイを強要させられた生徒達。
なんでだ？もう何度目かわからない問い。答えは……でない。
私……霧切仁は今日もこの部屋で何もできずに彼らを見るのだ。
自分はなんて無能なのだろう。そんな言葉が頭をよぎる。自分に探偵としての素質があればまだなんとかできたのかもしれない。だが、私には響子のような才能はない。その響子も記憶を失っている。……まさに絶望的だ。
「絶望しているようですね。学園長先生」
私の後ろ……ドアの方からけっして高いとは言えない少女の声。
「宮内君……」
彼女は実に愉快そうに笑っていた。
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作者名：深夏 | 作成日時：2014年5月28日 20時
