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藤ヶ谷side

今日は冠番組の収録日
いつものメンバーにいつものスタッフ
違うのは3人のゲストさんのみ
収録が始まる前の打ち合わせが終わり時間が来る迄楽屋で台本の確認をする

俺の隣には渉
渉の前には北山が座って2人で話している
話してる内容を聞きながら確認していた時だった

コンコンコン

と小さく鳴った扉をノックする音
健永が扉を開けると今日のゲストさんが立っていた

千賀「佐々木さん！お疲れ様です」

佐々木と呼ばれる男は芸歴30年というベテラン俳優で健永と渉がレギュラーを務める番組で共演をしている

佐々木「千ちゃんお疲れ様～
さっきは皆で挨拶ありがとうね？」

パッと見は厳ついが健永に対する話し方は
優しさを感じる

千賀「いえ！僕等の番組に出て頂けるなんて嬉しいです！
何かあったんですか？」

佐々木「いやちょっとね？」

そう言うと手招きをして口元に耳を持って来させると俺？を見ながらコソコソと何か話してる

俺何かしたか…？なんて不安に思っていると
健永が俺をチラッと見た

悪い事言われてるとは限らないが
心臓がきゅっと握られた気分になる