バイト先の常連さん 2

75 ページ25

.



「やっぱり、あの時と同じでアガセを裏切る行為はできません

でも、自分の気持ちを曲げるのも嫌なんです


私、マークさんが……好きです」





マークさんの目をまっすぐ見つめて言った



MK「Aちゃん、ありがとう

Aちゃんの気持ちもアガセのことも尊重したい


今すぐ、付き合うっていうのは無理だと思う。いや、無理だよね」


「そう…ですよね、MK「だから」


MK「だから、待ってて欲しい

今はAちゃんよりアガセのことを大切にしたい


自分でも矛盾したことを言ってるのはわかってる

でも、あのカフェには毎日通うし、Aちゃんとも話したい」





マークさんなりに考えた結果なんだと思う



「マークさんのためならいつまででも待てます。待たせてください

私はマークさんの気持ちを尊重します。マークさんも私の気持ちを尊重してくれました


連絡先も交換しません

マークさんが迎えに来てくれる、その日まで
今まで通りの関係を続けたいです」





それから、2人でたくさん話し合った


お互いに納得するまで







.

76→←74

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す