弟のトモダチ〈BTS〉

30 ページ30

.






「あ、ぬいぐるみありがとね」


TH「いいえー！

俺、動物の中では一番ライオンが好きなんだ！」


「そうなの？」


TH「だって百獣の王だよ！？

かっこいいじゃん！」





あまりにも真剣に話すテヒョンくんを見て、つい



「ふっ……笑」


TH「あ！なんで笑うの！」


「なんでもないよ 笑」





さっきまであんなに怯えてたのが嘘のように、気持ちが楽だった



少しでもテヒョンくんを怖いって思ってしまった自分がアホらしい





TH「あ！このクッション！

使ってくれてるんだ〜」


「当たり前だよ

私よりジミナのほうが気に入ってるみたいだけどね」


TH「これ、あまりギュッてしちゃうと中のワタが出てきちゃうからしちゃダメだよ？」


「そうなの？

ジミナに伝えておくね」





ジミナはよくクッションを抱きしめてるから、いつワタが出てきてもおかしくないな








それから、テヒョンくんとの会話は途切れることがなくて



気付けば、もう夜の7時半になっていた





「あ、そろそろ晩ごはん作るけどテヒョンくんも食べていく？」


TH「いいの！？」


「いいよ？笑」





というより、前も食べていったんだしダメな理由とか特にないと思うけど……笑












.

31→←29

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す