十七振り ページ24
五条と怒られ数日後、休みなのでお母さんと禪院家に来てる。
要件は、真依と真希だ。話はお母さんがつける。あとは、二人と会って元宮家に来るか聞くだけ。
「大きいわ」
『来たら絶対言うよね』
実際、めっちゃデカい。門だけでもデカい。全部なら東京ドーム位あると思う。俺、東京ドームの大きさ知らないけど。
てか、この時代に東京ドームあるのか？
「お久しぶりです。結梨香さん、A君」
直哉が、俺達を迎えに来た。てか、直哉が案内するんだな。
「久しぶり、直哉君が案内なんて意外ね」
『Aお兄ちゃんって呼べ』
「大事なお客さんですし。A君、今はちょっと」
拒否られた。
落ち込む俺を脇目に二人は少し話をし、俺達は屋敷に入る。
しばらく歩き、一室の前で止まる。
「思ったより、綺麗な所で生活しているのね」
「いや、今日は二人に会うから着付けをするために、こっちに居ます」
つまり、もっと酷い環境で生活しているということ。二人が元宮家に来ると言っても、すぐに養子にできるわけではない。辛いな…
「おーい、着付け終わっとるよな？開けるで」
そう言い、直哉が襖を開ける。
返事聞かずに開けたが、良かったのか？
「なっ、直哉様！終わっております」
「ふーん、なら下がって」
「かしこまりました」
中にいた女中の人達がそそくさと外に出る。
『優しくしてあげなよ』
「優しくしとるつもりなんやけどなぁ」
『確かに、前より優しくなったか』
「やろ？真依、真希。A君が来たで」
呼ばれた二人が、少し怯えながら歩いてくる。
女中さんに着付けしてもらっているお陰か、とても可愛い。でも、少し痩せているかな。とも思う。
「A……お兄ちゃん…？」
「A…兄ちゃ…ん」
……お兄ちゃん？俺が、呼べって言ってないのに？しかも、初対面で
『はじめまして。知っていると思うけど、僕は元宮Aって言います。
嫌じゃないんだけど、なんでお兄ちゃん呼びなのかな？』
「あっ……」
直哉の汗がダラダラしている。
「直哉様がAお兄ちゃんの事をお兄ちゃんって呼んでるから!!」
「直哉様、楽しそうにA兄ちゃんの事話すんだよ」
『そうなんだ！教えてくれてありがとう！偉いねぇ』
二人の頭を撫でた後、直哉を見る。
今の俺の顔、ニヤニヤしているんだろうな。
「な、なんや！そんな顔で見んといてくれる!?」
『いや〜、可愛いなぁと』
「そうねぇ、可愛らしいわ」
「結梨香さんまで！」
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月25日 1時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
トカ - (すいません、全くみんなが反応していないところに反応してしまいました) (2月2日 6時) (レス) @page50 id: e74bb02192 (このIDを非表示/違反報告)
トカ - え？ちょっっっとまて、50ねん？？？？？！！！！！それはちょっとじゃねえ！！！ちょっとじゃねえから！！！！ (2月1日 23時) (レス) @page17 id: e74bb02192 (このIDを非表示/違反報告)
yuuka(プロフ) - めちゃみてて楽しいです！余談なんですが、私の名前が結香なんです。で、結梨香さんが私の名前とめっちゃ似てたので人知れずテンション上がりました。これからも無理のない範囲で更新頑張ってください！ (2022年12月17日 4時) (レス) @page25 id: 20eb1e8e76 (このIDを非表示/違反報告)
神薙巫亜−かんなぎみあ−(プロフ) - どうか、どうか、どうか。夢主くん達の二年生の姿とそしてこの作品が長く見続けられますように。 (2022年4月9日 0時) (レス) id: ed67e433c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にいは | 作成日時：2022年2月25日 22時
