テンション低めの愛しの子【木葉秋紀】

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リエーフの同意も得られ、姉さん、ママ、パパにも連絡して許可を貰った。




家はパパが手配してくれるそうで思ったよりスムーズに事が進みそうだ。




灰羽「あ！日向ー！俺この合宿終わったらAと暮らすんだー！」

日向「え？！リエーフが宮城に住むの？！」

灰羽「違う違う。Aが東京に来るの！」

日向「･･･」

翔ちゃんはショックを受けたような顔をしてフラフラと体育館を出て行った

灰羽「日向どうしたんだろ」

『さあ』


そうや、烏野の皆に謝らんと


『ごめんリエーフ、今日は上がる』

灰羽「えぇー！せっかくの最後の自主練なのに！」

『一緒に住むんだからいいでしょ』

灰羽「そっか！」









『蛍』

月島「なに」

『ごめん。私マネージャーの仕事、出来てなかった』

月島「はい？何の話？」

『マネージャー、活動面でも精神面でも選手を支えるのが仕事なのに2人のケンカに気付かないばかりか私がバレーしたいからでプレーばかりして。マネージャーとして失格だ』

月島「･･･追い討ちいい？僕と山口もさっきケンカしてきたよ」

『･･･』

月島「ケンカの後にさっき君が僕に言ったことを山口に伝えた･･･









「IH後に言ったことを思い出して」









って言ってた」



『はあぁぁぁ･･･』

忠は本当に甘やかし過ぎだ。

月島「え、ちょ、何泣いてんの」

『うるさ、2人が優しいのが悪い、』

月島「褒めるならもっと素直に褒めなよ」

『･･･ありがと』

月島「･･･で、これからどうすんのさ」

『どういう？』

月島「マネージャー続けるかバレーやるか、でしょ」

『わ、たしは･･･』




答えかけたところでバンッと勢いよく体育館の扉が開いた




木兎「びっ･･･くりしたぁ。烏野全員揃ってどーしたの？」




影山「A！引っ越すって本当か？！」




「「はぁ？！」」

灰羽「本当！東京で俺と一緒に暮らすんだぜー！」

及川「え･･･っと、エイプリルフールは3ヶ月前だけど･･･」

『･･･本当です』

月島「はぁ？たったいま今後どうするかって話したじゃん」

『引越し先でするよ』

澤村「･･･いつ頃出るんだ」

『早ければ来月、遅れても10月ほどかと』

黒尾「ウチ来んの？」

『梟谷です』

赤葦「え？どうして･･･」









ドサッ








誰かが倒れ込む音がした。

田中「お、おい縁下。大丈夫か？」

縁下「あ、うん。ちょっと疲れた、かな」

成田「いいよ田中。俺が行く」

木下「おれも」

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