お姫さま物語(29) ページ29
A『…(虚、か…)』
ガラガラ…
お妙「Aちゃん!」
A『…(妙、良かった来てくれて…)』
お妙「?声が出ないの?」
A『…(もうすぐで死ぬからね)』
お妙「そ、そんなこと言っちゃ駄目よ!グスッ」
A『(妙、泣かないで…私まで悲しくなるから)』
お妙「グスッ そ、そうよね…」
A『…(そう言えばね、月詠とか、さっちゃんとかきたんだけどね…この前ね)』
お妙「フフッ♪そんなに面白いことが?」
A『(うん!その他にもね)』
それから、時間が過ぎ…
お妙「あら、もうこんな時間ね…じゃあねまた来るわ」
A『(うん、じゃあね)』
…次の日も、その次の日も過ぎ…
医者「余命の1ヶ月も過ぎてもこの調子とは…凄いですね」
A『(凄いでしょう!私はまだ元気だからね…でも…万事屋メンバーも真選組メンバーもまだ来てないから…)』
医者「…それまでは死ねませんね!」
A『(うん!毎日誰かが来てくれるから楽しいんだ)』
医者「そうですね!…?Aちゃん?」
A『…』
ピピピピッ
医者「看護士!!救命処置の準備を!!」
看護士「はい!…」
医者「今日も来てくれませんでしたか…」
看護士「悲しいでしょうね…あんなに幸せそうでしたから」
医者「…もう、明日で最後でしょうね…」
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作者名:自然の死神・トトロ | 作成日時:2017年8月11日 8時