30人目の吸血鬼 ページ8
『少し不気味な部屋じゃのう。』
暫く部屋を探索していると、奥から物音が聞こえた。
『そこに居るのは……誰じゃ?』
音がした方に話しかけると、一人の悪魔が現れた。
「まさかこんな所で会えるなんて……」
キリヲ「久しぶりやねぇ、ミルタちゃん…と、使い魔くん?」
『お主、キリヲかえ…?』
奥から出てきたのは、昔からの知り合いだった。
キリヲ「そう、また会えて嬉しいわぁ…!」
『嗚呼、悪童の園以来じゃのう…。』
数年前___
センセイ「では、ここの問題…ミルタ・イシュタール。答えなさい。」
『ここは、○○じゃ。』
センセイ「素晴らしい。流石、イシュタールの次期当主ですね。」
こんな問題、誰でもわかるであろう。
モブオ「すっげぇ…!」
モブコ「やっぱり、イシュタール家は違うのね〜!」
モブオ「それに比べて…聞いたか?アミィ家の……」
モブコ「名家の子なのに何で出来損ないなのかしらね!」(キリヲ推しの方すみません🙇♀️)
『……』
アミィ…?
聞いたことはあるが興味はないな。
数分後__
センセイ「では、休憩時間にしましょうか。」
「「「はーい」」」
外__
『……』
「……うわぁ!」バタッ
休み時間、外で涼んでいると後ろの方で誰かが転ぶ声がした。
『…大丈夫かえ?』
「大丈夫、ありがとうなぁ。」
『お主、名前は?』
キリヲ「僕の名前はアミィ・キリヲ。君の名前は?」
『(此奴がアミィ家の…)ミルタ・イシュタールじゃ。』
キリヲ「あぁ…!君があのイシュタール家の子なんやね!僕みたいなんが君と話してもええんやろか…」
『別に誰と話したっていいじゃろう。私のことはミルタと呼んでおくれ。』
キリヲ「…!じゃあ、僕のことはキリヲって呼んでほしいなぁ…!」キラキラ
話すときに目がキラキラする悪魔は初めて見たのう。
それにしても…
『その目、鬱陶しいからやめてくれぬか?』
キリヲ「え?あぁ…ごめんなぁ」シュン
そんなに落ち込まれると申し訳なくなるから余計やめて欲しいのう…。
『まぁ、取り敢えず。今日から宜しくのう。』
キリヲ「…!うん…!!」
_______
◎追記設定
ミルタの口調は幼少期から。
キリヲとは、昔からの知り合い。
ミルタは半年ほど悪童の園に居た。
次の更新は夕方ごろの予定です。
お楽しみに^^
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茨の谷の第二王子 - 続編おめでとうございます!ゆっくりで良いが更新楽しみにしておるぞ! (2022年3月25日 16時) (レス) @page4 id: d096c6aa19 (このIDを非表示/違反報告)
黒紫陽花(プロフ) - 続編突入おめでとうございます!!そしてありがとうございます!!この作品がとっても好きなのでめっちゃ嬉しいです!これからも頑張ってください!応援してます!! (2021年12月9日 7時) (レス) id: 39906dd66e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るみえる | 作成日時:2021年12月8日 22時