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44人目の吸血鬼 ページ22

『ありえん…私はこの匂いに全然慣れないのに…。』←臭いモノが嫌い

イルマ「ラファイア」

入間が業火を出し、ゴミを燃やした。


イルマ「気にいらねぇな。ここは俺のクラス、俺の領域(テリトリー)だ。」

  「悪魔にとって位階(ランク)は重要。」

  「このクラスには高位階(ハイランク)が多い…にもかかわらずこの扱い、根本的になめられている。」

  「決めた。俺はこの納屋から城に移るぞ。」



職員室__

イルマ「問題児(アブノーマル)クラスの教室移動を要求する。」

カルエゴ「キサマ…ッ。突然行軍してきたと思ったらなんだその犯行声明文は…」

  「そしてなんだそのキャラは…」

イルマ「これまでの俺は少々無欲すぎた…」

  「カルエゴ先生もご存じでしょ。我ら問題児(アブノーマル)クラスの教室は実にひどい!」

  「生徒の学習環境を整えるのは学校側の義務では?」

  『そうじゃそうじゃ。この私をあんな劣悪な環境に置くとは…。』

いくら爺様があのクラスに決めたからとはいえ、私は孫なのじゃぞ…?


カルエゴ「はぁ?」

イルマ「そもそも!なぜ隔離する必要があるのか!?我々のどこが問題児(アブノーマル)なんだ!?」

入間が訴えると、モフエゴは我々の悪行を言い始めた。


カルエゴ「ミルタ・イシュタール。教師への侮辱。」

…ん?


『侮辱…?私が?いつ?どこで?』

カルエゴ「何故自覚がないのだ!!!」

  「その他にも、器物破損・危険地帯への無断立ち入り・禁止薬の持ち出しなど、入学からクラス決めまでの短期間に起こした事件は数知れず…という報告だが…?」

イルマ「……我々のどこが問題児(アブノーマル)なんだ!!」

カルエゴ「どう考えても問題児(アブノーマル)だろうが!!!」

イルマ「__まぁ隔離は納得しましょう。」

  「だが、それにしても待遇が悪すぎる。」

入間が後ろを向いてクララに地図を頼み、クララはポケットから地図を出した。
地図を見て改めて思うが本当に劣悪な環境じゃな…。


カルエゴ「他に隔離できる教室がないのだから仕方ないだろう。」

イルマ「オイオイ、あるだろ。」

  「【王の教室(ロイヤル・ワン)】を開けろ。」

  「1年塔も校門も近い、なにより【王の教室(ロイヤル・ワン)】って格がいい。」

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茨の谷の第二王子 - 続編おめでとうございます!ゆっくりで良いが更新楽しみにしておるぞ! (2022年3月25日 16時) (レス) @page4 id: d096c6aa19 (このIDを非表示/違反報告)
黒紫陽花(プロフ) - 続編突入おめでとうございます!!そしてありがとうございます!!この作品がとっても好きなのでめっちゃ嬉しいです!これからも頑張ってください!応援してます!! (2021年12月9日 7時) (レス) id: 39906dd66e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:るみえる | 作成日時:2021年12月8日 22時

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