43人目の吸血鬼 ページ21
イルマ「どうした。」
『いや…』
『いつもナヨナヨしている奴が悪周期でこんなに尖るのかとおもってのう。』
イルマ「そうか。…ミルタも一緒に教室いこーぜ。」
『嗚呼。』
『アリスや、入間の悪周期はいつからなんじゃ?』
アリス「今日からだ。」
『なるほどのう。』
イルマ「そういえば、ミルタ。」
『ん?』
イルマ「お前が休んでたのは弟の家庭教師の為なんだろ?」
『そうじゃが…?』
イルマ「今登校してるっつーことは、終わったってことか?」
『いいや?まだ終わっとらんよ。』
『取り敢えず、教える範囲の3/1が終わったから休憩しているだけじゃ。』
ルウラの学習能力からすると…入間の悪周期が終わるまで休んでいても試験までには余裕で間に合うじゃろうな。
イルマ「アリスーお茶くれー」
アリス「アリ…っはい!!」
イルマ「クララ、寒い」
クララ「えっうっ」
イルマ「なんだよ、見せもんじゃねーぞ。」
ジャズ「いや、どうみても見せもんだろ。」
ジャズ「やべぇな、イルマくんの悪周期…」
リード「あぁ!あれ悪周期か!」
アリス「流石、入間様!あれぞまさしく王の風格!!」
ジャズ「ミルタちゃんもさっきからずっと笑ってるし…」
『ふふっあーっははっんふふふっ』
アリス「ミルタ、何が可笑しい!」
『いや、この悪周期の入間に慌てているサリバンを想像すると笑いが…ふふっ。』
朝から大慌てな朝を過ごしたんじゃろうな笑
ジャズ「とにかく刺激しないでそっとしておこう!」
イルマ「ん?」
「寒い…うえになんか臭くないか?」
「おーう、いたんだ
「これ、置いていくけどいいよな?そっちで適当に処理しといてー」
『全く…この私をこんな環境に置いておくなど…爺様もサリバンもあとで懲らしめてやる…。』
イルマ「これは…?」
ジャズ「他のクラスのゴミだよ。」
「共用のごみ捨て場があるんだけど、面倒がってここに置いてくんだよ。」
「で、臭いが凄いから俺らが捨てにいくと。」
イルマ「この壁は?」
ジャズ「ストレス発散でしょ。ゴミ捨て場に来た奴が好き勝手やってくんだよねー」
リード「もう慣れちゃって気にもなんないけど____」
この匂いになれるとは…こやつら、正気か???
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茨の谷の第二王子 - 続編おめでとうございます!ゆっくりで良いが更新楽しみにしておるぞ! (2022年3月25日 16時) (レス) @page4 id: d096c6aa19 (このIDを非表示/違反報告)
黒紫陽花(プロフ) - 続編突入おめでとうございます!!そしてありがとうございます!!この作品がとっても好きなのでめっちゃ嬉しいです!これからも頑張ってください!応援してます!! (2021年12月9日 7時) (レス) id: 39906dd66e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るみえる | 作成日時:2021年12月8日 22時