ハマの便利屋､参上!!!【MTC】

ハーフってそうなん…? ページ22

はい｡今日は､今入っている依頼の為の調査というか勉強の為に街をブラブラしているところです

決して暇な訳ではないのです!決して!

ん?あそこだけ変に人だかりが…

あれか?タピオカか???
巷のきゃわいいおなご達がタピオカに群がっとんか?

よく見ると､軍団は列になっている訳ではなく､何かを囲むようにできていた｡その中心に周りよりも飛び抜けて背の高いモデルのような人がいる

理｢むっ｣

『あ』

…きゃ､きゃわいいサヴァイバーにきゃわいいおなご達が群がっとる…!?
可愛いが渋滞してるんだが!?
理鶯くんの真顔に見えて困ってるその顔くそ可愛いね!!!!

盗撮しとこ

そう思い､スマホを取り出そうとバッグを漁っていると､だんだん女子の黄色い歓声がこっちに近づいてくる
まさか｡と思い顔を上げると､目の前に理鶯くんが立っていた

理｢お前たち､すまない｡小官はこれから､Aと行かなければならない場所があるんだ｡では､本日はこれで失礼する｣

『…ﾝェ…?』

グイッと手を引かれた感覚があった後､理鶯くんは､間抜けな声を出した私を連れてスタスタと歩いていく

手を握るまでが自然すぎてまっっっったく､なんの違和感も感じずに手を繋いどんじゃけど…

…これ相当恥ずかしいやつでは…?

理鶯くんは何の気なしにやっとって私が意識しすぎなのか､それともこれは普通に恥ずかしいやつなのか､全く分からなくなった

▷神舎は思考を放棄した!(この間約0.1秒)



ーーーーー



少し歩いた所でやっと思考する能力を取り戻した私は理鶯くんに声をかける

『あの…理鶯くん…!』

理｢A､巻き込んでしまってすまなかった｡本当は一人一人対応できればいいのだろうが､大勢に囲まれてしまっては小官1人では手に負えなくてな｣

丁度どう逃げようか考えていたんだ｡と理鶯くんは笑顔で言う

『あ､いや､それはいいんじゃけど…｡…その…』

理｢?顔が赤いな｡熱でもあるのか｣

わぁぁぁ!!!それ天然が言う王道のやつね!!!
可愛い!!!

あと誰か私に氷ください!!!顔冷やす用のやつ!!!!!

『…えっと､街中で堂々と手を繋ぐのは…ちょっと恥ずかしい…かな…って』

理｢手?…｡あぁ､Aの手が小さくて可愛らしいから自然と繋いでしまっていたのだな｣

周りにぽわぽわとお花を飛ばしながら､今気づいたと言わんばかりの表情で言う理鶯くん

えっ…ハーフ怖っ…
こんな事サラッと言うん?
…ハーフってそうなん…?

後脚が発達しとる系のアレ→←お仕置き，小さじ1杯分

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