ハマの便利屋､参上!!!【MTC】

初めまして､入間銃兎巡査部長 ページ5

俺は､甘いもんたらふく食ってゴキゲンなAを事務所に連れて帰った

マジで､誰にでもついて行っちまいそうで怖ぇ…
こいつ本当に普段大丈夫なのか…?

｢カシラ､入間さんがいらっしゃったので応接室にお通ししてます｣

左｢…あ"ぁん?じゅーとぉ?｣

『…｡』

"イルマジュウト"という名前を聞いてAがピクっと反応する

なんだ､面識でもあんのかよ

しっかし…あんのウサポリ公…!
タイミング悪ぃ!

警察が応接室にいるってなるとこいつは…

左｢おい､A…｣

『はい｡なんでしょうか､左馬刻様?』

Aの方を見ると､いつの間にか首にチョーカーを付けていた
もちろん営業スマイルも忘れることなく

おいおいおい!!ほら見ろ!こうなっちゃうだろうが!!!
Aが警戒してチョーカー付けちまうだろうが!!!

左｢あのクソボケが…!｣



ーーーーー



はぁ…仕事の合間を縫ってここに来たはいいが…

銃｢んであいつがいねぇんだよ…!｣

あのボンクラ!昨日ちゃんと予定空けとけって言ったよな!!?
こっちだって暇じゃねぇんだぞ…!

俺は苛立った気持ちを落ち着かせるためにタバコの煙を一気に吸い込んだ｡

そして､俺が煙を吐き出したのと同時に応接室のドアが勢いよく開く｡左馬刻だ

左｢よぉ､銃兎ォ!｣

…なんで遅れてきたお前が偉そうなんだよ!

銃｢左馬刻!昨日あれ程､予定を空けとけと…!｣

左馬刻の方を見ると､傍には見覚えのある小柄な女性が立っていた｡

銃｢…そちらの女性は?｣

左｢俺様御用達の便利屋だ｣

左馬刻はドヤっとこちらを見てくる
なんだあの勝ち誇った顔は…

『どうも初めまして｡入間銃兎巡査部長｡私はヨコハマディビジョンで便利屋やってる神舎です』

銃｢…そうでしたか｡ご丁寧にどうも｣

左｢っし…!｣

ニコッと微笑む彼女の横で､左馬刻はやっぱり勝ち誇った顔をしている
ほんとにさっきからなんなんだ､アイツのあの顔は…



ーーーーー



ドヤってる左馬刻様可愛い…｡可愛いが過ぎる
私が自己紹介しただけなのに､なんで左馬刻様が誇らしげなん

で､この入間銃兎っていう警官､前に左馬刻様からの依頼を受けた時に現場におったな
あの件で出張ってくるってことは組対か…?

脚長すぎるから印象に残っとるんよね

まぁ､左馬刻様が自分のチームに入れるくらいだから信用しても問題ないんだろうけど､如何せん相手は警察官…｡油断は出来んなぁ

さよなら警戒心→←左馬刻の奢り

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