愛されマネージャーはこんな人 (ページ7)

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マネージャーの午後ページ7

Aside

ｷｭｯｷｭｯｷｭｯ

この時間帯はバッシュの音がよく聞こえる

盛り上がってる声も聞こえてきてこちらも笑顔になる

自分はボール拾いをしたり身の回りのことをしたりと大忙し

だけど、選手の楽しそうな声とかボールのつく音を聞いてるこの時が何かと落ち着いたりする

それを思う度に、自分は本当にバレーボールが好きなんだなと実感する

西田「Aさーん！ボールくださーい！！」

「はいはーい！」

ボールを拾って投げるとノーバンでボールが届いて

お！ナイスです！と言わんばかりの顔をして練習に戻る西田くん

あの子ってほんとに笑顔が絶えないよねーなんて思っていたら

コーチ「休憩！」

と合図が入った

その合図と同時に私は選手たちにドリンクとタオルを渡す。

そして各々に疲れたーと言う選手たち

山本「もう無理ー」

って言いながら寝転んでるし、あんな動いた後によく寝転がれるな

藍「俺もー」

とか言いながら藍ちゃんも寝転んでるし…！

反対側をみてみると、

関田「あれがこうでさー、」

と話す関田さんと

西田「あれはやばい」

と話す西田くん

どこまでも元気だなこの2人

大塚「Aさん、あれちょーだい」

いきなり声をかけてくるタツくん

「あれ」とは○秒チャージのこと

練習の合間とか試合のセット間の間とかにみんな栄養取りたいって言うからバナナと共に用意したもの

「あれね、はーい」

それに乗っかるように俺も欲しいとオネダリする選手たち

誰か一人があれして欲しいとかこれちょーだいとか言うとみんな乗っかってくるから大変なんだよね笑

数名、俺バナナとか言ってるヤツもいるし

私は聖徳太子ではないと時々言いたくなる

コーチ「みんなそれ摂取し終わったら再開な」

選手「はーい」

コーチの掛け声と共に一斉に各々食べ物をかき込む

大丈夫、そんな急がなくてもボールや食べ物は逃げないぞ

と思いながらごみ収集をして辺りを片付けた