過去話 2 ページ38
Aside
最初はすぐにプレー再開できると思った
でも、言葉では表しにくいえげつないコケ方した私
立つ頃には激痛が走って立てなかった
そうすると、もちろん病院に運ばれるワケで…
見てもらうと案の定左足の骨折だった
そのおかげで私の最終試合にキャプテンとして立つ夢は
閉ざされた
そして
スポーツ推薦でバレーボールが強い高校に行くということも閉ざされた
悔しくてたまらなかった
最終決定となる試合で出れないのは屈辱的でしかなかった
なんでもう少し足を引けなかったんだろうって
このケガがなければ大会に出れたのにって
何度も思った
でももう、間に合わない
私はひたすら病室で泣くしか無かった
退院し、松葉杖生活になってもキャプテンとしてできることはあると思い、
部活には行き続けた
相変わらず、3人組の目線は怖かったけど…
ある日、部活終わりに忘れ物を取りに教室に行った
それがいけなかったのかな
神様は止めてくれなかったみたい
帰ろうとし頑張って階段を降りていると
\ドンッ/
そのまま階段を転げ落ちた
そしてそのまま私の意識は遠のいた
Aside
再び目を覚ますとまた病院のベットにいた
自分の身体には包帯の数が増えてて一瞬わけが分からなかった
主治医「あ、目さめた?」
主治医「学校の階段の下で倒れてるところを先生が見つけたんだって」
そっか…
そういえば、階段から落ちたんだっけ?
先生「七瀬さん!?」
「あ、先生…」
先生「大丈夫??」
「はい、大丈夫です」
大丈夫じゃないけど大丈夫としか言いようがなかった
私はこの後に衝撃的な言葉を言われることをまだ知らない
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作者名:みっちゃん | 作成日時:2023年10月10日 20時