過去話 ページ37
Aside
今から12年前の春
私は中学最後の年をバレーボール部キャプテンとして過ごしていた
自分で言うのもなんだけど、色々賞をもらったりして強い方ではあった
私も選手になりたいくらいバレーボールが大好きだった
それもあり、顧問の先生も熱が入ってて…
顧問「七瀬!!今のは取れたぞ!!」
「はい!!」
ずっとこんな感じ
でも、キャプテンな分頼られることもたくさんあった
自分も期待に応えられる分は全て応えた
チームのために
それでも、やっぱり私のことをよく思わない人がいるようで…
同い年の3人組
主に▲▲という人に取り巻き2人って感じの構図なんだけど…
1年の時からずっとライバル視してくる
一言で言うなら
立場ばかり気にして自分のスキルが低いことに気づいてないヤツら
監督やチームメイトに好かれるようなことばかりしてるけど
試合に出たとて大して活躍もなし
2年の時はひどかった
自分がキャプテンになりたいがために
私にわざと転ばせて
▲▲「パワープレー危ないよ!」
とか言ってくるようなヤツ
誰もパワープレーなんてしてないのに…
無駄な横文字使って気取ってくる
そんなことも気にしてない先生は私をキャプテンにしてくれたんだけど…笑
もちろん、私がキャプテンになって腹が立つから
体当たりしてきたり同じようなことをしてきた
そんなこんなで中3の夏
中学生最後の試合が間近に控えていた
その日の試合形式練習は
いわゆるAチーム対Bチーム
言わずもがな私がAチームで向こうはBチームね?
Aチームが2セット連取し、第3セット
私はいつものように▲▲のスパイクを止めようとブロックを飛んだ
だけど、そうはいかなかった…
先に着地した私の足に▲▲の足が乗って
足の身動きが取れない私はバランスを崩して倒れてしまった
その時、全身を打ったせいか全身に激痛が走った。
僅かに見えた▲▲の嬉しそうな顔は今でも忘れない
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作者名:みっちゃん | 作成日時:2023年10月10日 20時