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ざわめく観客席。
ため息をついて呆れている監督。
そして、どうすればいいのかわからない私。
「‥‥言うたもんは、しょうがないんや。」
なんてことを言っている宮君の誇らしげな顔。
『‥‥‥‥私、知らないよ。』
「…何が？」
「…炎上しても、ってことだよ。」
眉間にしわを寄せて、そう言った佐久早君。
その通りだ。
世間で噂されるのはもちろん、宮君のファンが減るし評判も悪くなるに違いない。
「‥‥マネージャーってあの子だよね。」
「‥‥ツムツム、見る目なくない？」
「…それな。」
わざと聞こえるように言っているのだろう。
批判される声に、心が苦しくなる。
自分のことを好きになってくれた人を、そんな風に言われるのは嫌だ。
宮君のことを言わないでほしい。
どうせなら、私のことを、
「…‥A。」
『‥‥！‥な、何。』
「‥‥顔、真っ青。もう休んで。」
『…‥‥‥‥‥‥でも…、あの人逃げてるって思われるから嫌だ。』
「‥‥そんなこと気にすんな。Aは周りの事気にしすぎ。」
佐久早君の柔らかい声と、温かくて優しい手が私の頭をクシャッと撫でる。
心の片隅で我慢していたものが、溢れそうで怖かった。
『‥‥‥‥‥‥ご、ごめん。』
「…ん、」
ここにいなくちゃいけない。
ここで仕事をしなくちゃいけない。
ここで仕事をしたい。
選手の皆さんと積み上げてきたものを壊したくない。
ずーっと、一緒に仕事をしたい。
ただ、ただ、
それだけを考えて、走っていた。
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ハルスケ(プロフ) - こころさん» うわ！！嬉しいです！！更新したばっかりなのにありがとうございます！！次も楽しんでください！ (4月6日 15時) (
レス) id: 55b59344d6 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - めっちゃ面白かったです！！お疲れ様でした！次のお話も楽しみにしてす！ (4月6日 15時) (レス) @page19 id: 21b59bfcab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルスケ | 作成日時：2024年2月26日 17時
