検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:40,088 hit

帰り道 ページ11

侑side





侑「サム。今日から一緒に帰れへんねん。せやから、よろしゅうな。」




治「何やねん。別にええけど。」





俺は練習が終わってからさっさと着替えて、正門で待つ

良かったわ。Aちゃん、まだ来てへんかった。

スマホで髪の毛が整っとるかを確認した後、暇潰しにをスマホをいじる





貴「お待たせ。」




侑「うおっ!だっ大丈夫やで!待っとらんし!」




貴「なら良かった」





そう言って、フッと笑うAちゃんの横顔に思わずキュンとなる。

おかしい。俺は彩咲ちゃんが好きなはずや。
何でこんなにAちゃんに惹かれるんやろ





貴「?あたしの顔に何か付いてる?」




侑「えっ!?なんでなん!?」




貴「いや、ミヤアツム君がずっとあたしの顔を見てたから」





嘘やろ…
俺ずっとAちゃんの事見とったんか





侑「そや!Aちゃん、なんで俺の事“ミヤアツム”って呼ぶん?サムの事は治って呼んどるのに」





この際やから、思っとった事を聞いてみた





貴「そーいえば、そうだね。治とは2年間同じだったからかな?あたし、興味があること以外に無関心だからさ、ついこの前まで、君達が双子だったことすら知らなかったし。」




侑「え!?じゃあ、俺の事知らなかったん?」




貴「いや、知ってたよ。ただ、顔は見たことなかったから。」




侑「そーやったんか!ほな、これから俺の事も“侑”って呼んでや!」





ついサムに負けたくなくて、正直に話してしもた。
あかん。引かれてしもうたか?





貴「いいよ」




侑「ほんま!?じゃあ、試しに呼んでみてや!」




貴「侑?」




侑「っ!?////」





なんやそれ。反則すぎへんか

コテンってなんや!コテンって!←

赤くなった頬を隠すのに俺が下を向くと、





貴「どーした?急に具合でも悪くなった?」




侑「っ!!!/////なっ、何でもあらへんよ!」





あの後、ちょいちょいAの天然攻撃で何度もやられそうになったけど、楽しく話すことが出来た
しかも、俺は呼び捨ても許可されたんや!





貴「あたし、ここだから。今日はありがと。楽しかったよ、ばいばい」




笑顔で手を振るAに、「こっちこそありがとうな」といって、もと来た道を戻る。




角を曲がるときに、ふとAの家の方を見ると、まだ外にいて手を振ってくれておった。
今日はええ事ぎょうさんあったなあ。と思いながら、帰路に着いた

疑問点浮上→←居残り練



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
81人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 宮侑 , 稲荷崎   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

雨季(プロフ) - ましろさん» ありがと!頑張って更新します!笑 (2018年3月26日 8時) (レス) id: b5d9668c4c (このIDを非表示/違反報告)
ましろ - めっちゃ面白い…早く続きが見たい (2018年3月26日 1時) (レス) id: 35b38c4262 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雨季 | 作成日時:2018年2月15日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。