帰り道 ページ11
侑side
侑「サム。今日から一緒に帰れへんねん。せやから、よろしゅうな。」
治「何やねん。別にええけど。」
俺は練習が終わってからさっさと着替えて、正門で待つ
良かったわ。Aちゃん、まだ来てへんかった。
スマホで髪の毛が整っとるかを確認した後、暇潰しにをスマホをいじる
貴「お待たせ。」
侑「うおっ!だっ大丈夫やで!待っとらんし!」
貴「なら良かった」
そう言って、フッと笑うAちゃんの横顔に思わずキュンとなる。
おかしい。俺は彩咲ちゃんが好きなはずや。
何でこんなにAちゃんに惹かれるんやろ
貴「?あたしの顔に何か付いてる?」
侑「えっ!?なんでなん!?」
貴「いや、ミヤアツム君がずっとあたしの顔を見てたから」
嘘やろ…
俺ずっとAちゃんの事見とったんか
侑「そや!Aちゃん、なんで俺の事“ミヤアツム”って呼ぶん?サムの事は治って呼んどるのに」
この際やから、思っとった事を聞いてみた
貴「そーいえば、そうだね。治とは2年間同じだったからかな?あたし、興味があること以外に無関心だからさ、ついこの前まで、君達が双子だったことすら知らなかったし。」
侑「え!?じゃあ、俺の事知らなかったん?」
貴「いや、知ってたよ。ただ、顔は見たことなかったから。」
侑「そーやったんか!ほな、これから俺の事も“侑”って呼んでや!」
ついサムに負けたくなくて、正直に話してしもた。
あかん。引かれてしもうたか?
貴「いいよ」
侑「ほんま!?じゃあ、試しに呼んでみてや!」
貴「侑?」
侑「っ!?////」
なんやそれ。反則すぎへんか
コテンってなんや!コテンって!←
赤くなった頬を隠すのに俺が下を向くと、
貴「どーした?急に具合でも悪くなった?」
侑「っ!!!/////なっ、何でもあらへんよ!」
あの後、ちょいちょいAの天然攻撃で何度もやられそうになったけど、楽しく話すことが出来た
しかも、俺は呼び捨ても許可されたんや!
貴「あたし、ここだから。今日はありがと。楽しかったよ、ばいばい」
笑顔で手を振るAに、「こっちこそありがとうな」といって、もと来た道を戻る。
角を曲がるときに、ふとAの家の方を見ると、まだ外にいて手を振ってくれておった。
今日はええ事ぎょうさんあったなあ。と思いながら、帰路に着いた
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雨季(プロフ) - ましろさん» ありがと!頑張って更新します!笑 (2018年3月26日 8時) (レス) id: b5d9668c4c (このIDを非表示/違反報告)
ましろ - めっちゃ面白い…早く続きが見たい (2018年3月26日 1時) (レス) id: 35b38c4262 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨季 | 作成日時:2018年2月15日 23時