#キンプる。. ページ12
春の陽気もいつの間にか梅雨へと向かっていたある日。
今日は5人揃っての冠番組、「King&PrinceのKing & Princeる。ー！」とタイトルコールが始まった
「シェアハウスが始まったんだって？」
「そうなの？！」
とMCが5人に話を振る。
皆首を縦に振り、色々とシェアハウスでの出来事を語り始めた。
意外と楽しいし、それぞれの部屋もあるから1人の時は1人にもなれるし、と。
「あと、Aの料理が本当美味しいんです！」
「A？」
「あ、僕達のお手伝いさんみたいな人を募集したんですよ」
「えっ、そうなの？！女性の方？」
「流石に男ですよ！歳は廉と海人の1個下？だっけ？」
神宮寺が2人の顔を見て問いかける。
「そうやった気がする」と胸の前で腕を組み頷く永瀬。最初の自己紹介で聞いた事を今でも覚えていたのだろう。パッと見、1番興味の無さそうな彼なのに優しさもあるししっかりと覚える所は覚えている。
「そのAくんはどんな方なのよ？」
「どんな？」
「ほら、性格とか容姿とかさ」
MCの言葉の意味が分かってないようで眉間に皺を寄せ、前のめりで質問し返す岸。
それに笑いながらMCは例えを出す。すると質問の意味も分かったのか「はいはいはい」と頷きながら顎に手を当てて考え始めた。
挙手制では無いものの、「はいはい！」と1番に手を挙げたのは永瀬。
「別に挙手制とは言ってないんだけどな…」とMCは呟きながらも永瀬を指名した。
「目がぱっちり二重でデカいんすよ」
「えー、そうなんだ」
「はいはいはい」
永瀬の言葉に頷きながら、次に挙手した�盒兇鮖慳召靴拭Ｂ進�きっとこの部分はカットになるだろう。
瀬波の事になると話題が絶えない5人、当てられた�盒兇六悗鮴泙蠅覆�らいくつか容姿をあげた。
「顔がギュッてちっちゃいんですよ。シュッとしてて。童顔？なのかな？」
「ど…どうがん？」
「顔立ちが幼いの、子供っぽいみたいな。
でも最初会った時死にそうな顔してたよね」
「してた！」
"童顔"と言うワードをあまり理解していなかった平野に教えながら、�盒兇�放った最後の言葉に神宮寺も共感した。
死にそう、店長以外かも言われる瀬波は相当追い込まれていたのだろう。少しの間その話で盛り上がった後ようやく本題へと入る。
5人とMCとで盛り上がる番組、その場にいる人達も見ている人達も楽しめる暖かい雰囲気になっていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 139人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
宮(プロフ) - 名無し43069号さん» わー！！ありがとうございます！励みになりますー！！！！ (2022年12月9日 13時) (
レス) id: eaadcb025a (このIDを非表示/違反報告)
名無し43069号(プロフ) - 超絶めちゃくちゃこのお話好きです！！！！！！！！！！！！！！！ (2022年12月9日 13時) (レス) @page40 id: 1a12019006 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：宮
| 作成日時：2022年12月2日 13時
