久しぶりの大仕事 ページ5
(だる……)
そんな風に思ってしまうのも仕方ない。今夜は久しぶりに大仕事が来たからである。
(天下の真選組の局長の暗殺依頼ねぇ……)
物騒な依頼が来るものだと思うが、来てしまったからにはやるしかない。依頼金も前払いで貰ってしまってるわけで。面倒くささが一気に増える。
(さて、行くか)
いつもの様に面を付け、仕事道具を携えて。勿論ヘッドホンは忘れない。
夜の江戸はやはり好きだ。今日は三日月だったが、控えめで夜にはぴったりだ。この静寂がずっと続けばいいのに。
真選組の屯所近くまで来たところで、とりあえず様子を伺うことにした。
(見張りは2人か……)
自分の信念というか何というか、出来るだけ人は殺したくなかった。暗殺などしてるのだからそんなことを思っていることは滑稽なのだが。
(上から行くか)
とりあえず近くの家の屋根まで上がることにした。
(…………!)
先客がいるなんて思わなかった。いや、気配に気付けなかった。
?「今夜も月が綺麗でござるな」
A『……河上万斉。何の用だ……』
刀に手を掛けながら問うた。
万「いや、いいリズムが聞こえた為それを聞きに来ただけでござるよ」
(質問に答えてるようで答えになってないような)
そんなことを思いながら、警戒しつつも奴の持っていた物に目が行ってしまった。
A『……そのヘッドホン!』
咄嗟に、あの人と同じヘッドホンをしているのか問うてしまった。
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むー(プロフ) - ゆむさん» ゆむさん、ご指摘ありがとうございます。直ぐに修正させていただきます。 (2018年9月30日 16時) (レス) id: 5a13424211 (このIDを非表示/違反報告)
ゆむ - 新撰組という字が間違っていますよ。真選組です (2018年9月30日 15時) (レス) id: ca66513d95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むー | 作成日時:2018年9月19日 21時