報告 ページ39
屯所に戻り、すぐさま近藤さんに先日の件を報告しに行った。姿が山崎さんに見られてしまったことだ。守って貰っているのだから、その事に関しては不可抗力であるから気にしなくて良いと言われた。あのまま去ってしまったが、退っちが怪我しなくて本当に良かった。
終[A、お帰りZ]
A『終兄さんただいま。ちゃんと怪我しないで帰ってきたよ、それと前の話なんだけど……』
終兄さんにはバレてしまったので、性別のことと今のもう一つの仕事について話した。やはり、気付いていたみたいだった。さすが三番隊だよ。
終[無茶はしないで欲しいZ]
分かったよ。とだけ返事をし終兄さんの所を後にする。少し歩くと山崎さんがいつもの如くミントンをしていた。そこを土方さんに蹴り飛ばされていた。……退っち不憫だ。
A『土方さんただいま戻りました』
土「……おう。書類溜まってんぞ」
頑張ります。と苦笑しつつ自室に行く。荷物を置き、副長室へ向かう。何日か空けただけでここまで溜まるのかという程書類が積み重なっていた。……今日は寝れないかもしれない。
A(……万斉に連絡入れようかな)
そう思い、携帯に目をやるとメールが届いていた。……万斉からだ!先程までのやり取りを思い出し顔がニヤけそうになるのを抑える。
万[今日は楽しかったでござる。また、都合が合えば是非会いたいでござるな]
出会いは恩人としてだったが、いつの間にか好きになってしまっていた。自分だけでは無かったのも正直安心してしまった。素顔はまだ見ていないが、きっとイケメンなはずだ。イケメンオーラが漂っている。そんなことは置いといて、メール返しとこう。
A[着物ありがとう。また、非番分かったら連絡するね。夜にも会えるかもしれないけど]
……。素っ気なかったか?送信ボタンを押してからそんな事を考えてしまう。一つ一つの事が気になってしまう。買って貰った着物は持ち帰る訳にもいかず、万斉の部屋に置かせて貰っていた。早くまた着て、万斉と歩きたい。話したい。そんな思いが益々募るばかりだった。さすがに仕事を集中してやらねばと思っていた所で声を掛けられた。
近「A。少し話があるんだが、俺の部屋まで来れるか?」
何だ?と思いつつ私は勲っちの部屋へ向かった。
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むー(プロフ) - ゆむさん» ゆむさん、ご指摘ありがとうございます。直ぐに修正させていただきます。 (2018年9月30日 16時) (レス) id: 5a13424211 (このIDを非表示/違反報告)
ゆむ - 新撰組という字が間違っていますよ。真選組です (2018年9月30日 15時) (レス) id: ca66513d95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むー | 作成日時:2018年9月19日 21時