しくじったかもしれない ページ34
今夜も静かに出て行こうとしたら、終兄さんに会ってしまった。
終[Aこんな夜更けにどこに行くんだZ]
まずい……と思い、言い訳を考えていたら先に言われてしまった。
終[その荷物に格好、誰かの後をつけるにはもってこいの格好だZA『……それは』大方、近藤さんに頼まれたんじゃないんのかZ?]
(……!、ここまでバレてるか)
A『そうだよ、近藤さんに頼まれてて』
終[どうして隠しているのかまでは聞かないZ。……性別のことも、山崎のことも]
A『……!さすが三番隊だね、終兄さん……私を止めますか?』
終[近藤さんに頼まれたことなら止めないZ]
A『ありがとう。終っちはいい人だね』
そう言いながら、面を付け双剣を携えて暗闇に消えていった。
終「……終っちね。Aは表情がコロコロ変わって面白いZ。無茶しないで欲しいZ」
終の声も暗闇に呑まれていった。
(まさか、バレるとは……)
終兄さんの鋭さと観察力は凄かった。あの口ぶりからすると他の人には言っていないみたいだった。
少し時間を食ってしまった。山崎さんは大丈夫かなと暗闇の中急いだ。
現場は辺り一面に敵の存在を確認した。周りから少しずつ崩しながら山崎さんの近くまで来ることができた。……少し遅れたか。山崎さんの背後に迫っていく者がいた。至近距離過ぎて姿が見られる可能性もあったが、そんなのは構わない。
(……っ!)
双剣を抜いた一瞬で敵を沈めた。山崎さんも驚いた顔をしていた。
山「……お前は誰だ!何故こんなことをする!?」
その言葉には返答を返さず今夜はその場を去った。後は山崎さんが情報を屯所に持ち帰るだけであるから、私は次の目的の場所に向かった。
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むー(プロフ) - ゆむさん» ゆむさん、ご指摘ありがとうございます。直ぐに修正させていただきます。 (2018年9月30日 16時) (レス) id: 5a13424211 (このIDを非表示/違反報告)
ゆむ - 新撰組という字が間違っていますよ。真選組です (2018年9月30日 15時) (レス) id: ca66513d95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むー | 作成日時:2018年9月19日 21時