見廻り ページ31
近藤さんに昨日の山崎さんについての報告をしてきた所だった。そこまでしなくても大丈夫だとは言ってたけど、山崎さんに怪我して欲しく無かったからいつもよりやり過ぎたかもしれない。
(……あ、メールだ。万斉からだ)
万【明日の昼間は空いてるだろうか？時間があれば話をしたいでござる】
一応、名前は変えて登録してある。携帯のチェックなんか無いとは思うが、恩人を売るなどしたくはなかった。そんなことを思いながら返信を返すことにした。
A【明日非番に出来たら大丈夫ですよ。上司に相談してみます】
こんな感じかな？と打ったメールを読み変な所が無いかの確認をする。
(送信っと……)
土｢おい、A！今から見廻り行っから、準備して屯所の前に来いよ｣
突然の声に驚いたが、返事をし急いで向かった。
土方さんは急に呼んで悪かったなと言ってくれた。副長補佐なんですから平気ですよ。と言えば、……そうか。と煙草をふかしながら言った。
見廻りは初めての為、少し緊張していたのが伝わったのか土方さんから休憩してくか。と言ってくれた。目の前には団子屋さん。団子好きの私にとっては最高の休憩場所だった。
内心テンションが上がりすぎているのを抑えつつ、団子が来るのを待っていた。
土｢団子好きなのか？顔に出てるぞ｣
A『えっ！？顔に出てましたか？お恥ずかしながら大好物です……』
そうか。それなら良かったと言いながら、彼は懐からあるものを取り出した。……そう、マヨネーズだ。
私が団子を頬張る傍ら、団子の上にかかるマヨネーズ……。カオスな光景だった。あんなに黄色い？団子は初めて見た。この後、Aも試して涙目になり一口目でダウンしたのは言うまでも無い。
A『土方さん……ある意味尊敬しました……』
土｢……あ、あぁ。A『そういえば、今日は急に見廻りになりましたが何かあったんですか？』山崎に妙な事があった｣
私は内心ギクリとしたが、ひとまず話を聞いた。山崎さんが監察の仕事中起こった妙な事、何故か山崎さん自身には被害が無かったこと。
土｢Aはこの件違和感感じるとこあるか？A『……そうですね。まず、山崎さんが襲われ無かったのは偶然というには可笑しいと思いますね。意図的に相手方のみを狙ったのではという風に考えられます。全滅させなかったのも妙ですね』……そうか｣
変にドジを踏まないよう客観的な意見を述べていった。土方さんは更に考え込む。
違和感の正体【side土方】→←不穏な影……？【side土方】
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むー(プロフ) - ゆむさん» ゆむさん、ご指摘ありがとうございます。直ぐに修正させていただきます。 (2018年9月30日 16時) (
レス) id: 5a13424211 (このIDを非表示/違反報告)
ゆむ - 新撰組という字が間違っていますよ。真選組です (2018年9月30日 15時) (レス) id: ca66513d95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むー | 作成日時：2018年9月19日 21時
