裏仕事開始 ページ29
万斉と別れた後、私は面を付け退っちが見えるギリギリの距離を保つ。
(対象を殺さないで守るのって意外と難しいかもしれん……)
退っちも1人で監察の仕事こなしてて、本当に尊敬に値する。もう一度気合いを入れ直し、後ろから迫りつつある殺気に対して双剣を静かに振り下ろす。【音】で相手方がどの辺りに居るのか分かるので先回りして仕事を進める。
(退っちもそろそろ終わる頃かな……)
情報収集を終えた様で、建物から出てきた。それを確認した私はとりあえず身を隠す。ある程度までついていき、少し時間をずらして帰ることにした。
山崎さんとの頃合いを見計らい屯所に入る。勿論見つからないように。一仕事終わったと思うとドッと疲れが増した。急いで着替え布団に入る頃には外が少し明るくなり始めていた。
(睡眠時間2時間か……)
苦笑する間もないまま眠りについてしまった。
―――山崎side
今日はいつもより、仕事が楽に進む気がした。いつもなら、見廻りが多かったり、背後から敵が来ることもザラにあった。しかし、それが全くないのだ。
山(逆に不気味すぎるくらいだな……)
とりあえず、目的の情報を掴めたため屯所に戻り報告することにした。帰り道、数人倒れており、よくよく見ると敵の何人かであった。
山(一太刀で殺されてる……、誰が一体……、それに相当な剣の使い手だろこれ……)
これは副長に報告すべき事項だと、急いで屯所に戻った。
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むー(プロフ) - ゆむさん» ゆむさん、ご指摘ありがとうございます。直ぐに修正させていただきます。 (2018年9月30日 16時) (
レス) id: 5a13424211 (このIDを非表示/違反報告)
ゆむ - 新撰組という字が間違っていますよ。真選組です (2018年9月30日 15時) (レス) id: ca66513d95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むー | 作成日時：2018年9月19日 21時
