もう一つのお仕事 ページ28
昼間とは裏腹に静かな真選組の屯所内を歩いて行く。皆が寝静まった頃もう一つの仕事の始まりだ。
山崎さんはもう出掛けてるはずだ。もう一つの仕事に関しては場所と時間のみ近藤さんから教えて貰い、後の行動に関しては任せて貰っている。
(……よし、行くか)
隊服を脱ぎいつもの仕事着を纏うとやはり馴染む。隊服もズボンなので動きやすいのだが。仕事用の道具を持ち屯所を出て目的の場所に向かう為、路地裏に入った。
？｢……A。今夜も仕事とは、ちと働き過ぎではござらんか？｣
A『……万斉じゃないか。それはお互い様なんじゃないのか？』
声のする方には、月明かりに照らされた万斉が居た。
万｢いや、今日は仕事ではない。主に会いに来ただけでござる｣
(私に？)
万｢話もしてみたかった。面白いリズムを刻む主とな｣
A『これから仕事なんだが、途中までならいいけど……』
邪魔はしないでね。と伝えると分かった。とだけ言い、私についてきた。他愛ない話ばかりだったが、唯一気を張らなくて済む相手なのでとても楽しかった。そろそろ目的地に着く頃だった。
万｢もし、Aさえよければまた会えないでござろうか？｣
意外な言葉に多少驚いたが、偶にはいいかなと思い、私用の連絡先を教えた。今日もいい音でしたよとだけ伝え、私はその場を後にした。
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むー(プロフ) - ゆむさん» ゆむさん、ご指摘ありがとうございます。直ぐに修正させていただきます。 (2018年9月30日 16時) (
レス) id: 5a13424211 (このIDを非表示/違反報告)
ゆむ - 新撰組という字が間違っていますよ。真選組です (2018年9月30日 15時) (レス) id: ca66513d95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むー | 作成日時：2018年9月19日 21時
