初仕事1 ページ26
歓迎会の翌日、真選組での初仕事であった。新人だから、掃除からか？と思いつつ勲っちの所に訪れると告げられた所属は意外なものだった。
A『……はい？勲っち？……私の聞き間違えかな？希望は下っ端のはずなんだけど！？』
近｢俺も希望を通してやりてぇとは、思ったんだがな。トシも毎日残業ばっかだし、俺自身も仕事を覚えて貰うって事で良いかなとは思ってたんだ。何せ、本人からのご指名ってくればすぐ付けてやるだろう！というわけで今日から副長補佐頼んだぞ！A『え、面倒い』……えー、そう言われてもな……、もう決めちゃった！｣
いやいや、てへぺろみたいな感じで言うなよ……、絶対目付けられてるよ、やっちゃったな。下っ端の方が楽だし、ふらふら出来ると思ってたのによー。勲っちのクソ野郎ぉぉぉ！と内心で思いつつ、決められたなら仕方ないと従うことにした。
近｢じゃあ、とりあえずトシの所に行ってやることとか聞いてくれ！｣
頑張れよ。何て言われたので気怠げに返事を返し、勲っちの所を後にし土方さんの所に向かった。
A『失礼します。更木ですが、土方さんに用が有り参りました』
襖越しに廊下からそう伝えると中から、入れと言われとりあえず中に入る。
土｢悪いな、近藤さんからは新人だから下っ端がいいと本人からの希望があったとは聞いていたんだがお前まともに仕事やりそうだから補佐頼んだ。急で悪ぃが、よろしく頼む｣
まともに仕事って……、普通じゃないの？と疑問に思いつつ、分かりました。と伝える。
土｢とりあえず、書類纏めてくの手伝ってくんねぇか｣
そう言われ、纏め始める。やるからにはキチンとやるし、分からなければその都度教えて貰った。鬼とか言われてるが副長はやはり優しいと思った。
A『すみません。補佐なのに色々聞いてしまって、土方さんも仕事進めないといけないのに』
土｢いや、初めてで勝手が分からないのは当たり前だ。変に間違えられても面倒だしな｣
ありがとうございます。と伝え、黙々と作業を進める。お昼は軽く食べたが、纏め終わる頃には薄暗くなり始めていた。
A『……終わった。土方さんいつもこれ1人でやってたんですか？土｢……あぁ、まぁな。お前が手伝ってくれたから、これでも全然早いほうだ。助かった｣お役に立てたなら良かったですけど……』
1人とか死ぬだろ、無理だろ。明日からはこの作業なら俺がやると伝えると土方さんは少し驚いていた。
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むー(プロフ) - ゆむさん» ゆむさん、ご指摘ありがとうございます。直ぐに修正させていただきます。 (2018年9月30日 16時) (
レス) id: 5a13424211 (このIDを非表示/違反報告)
ゆむ - 新撰組という字が間違っていますよ。真選組です (2018年9月30日 15時) (レス) id: ca66513d95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むー | 作成日時：2018年9月19日 21時
