26 ページ29
ライモンシティ 噴水のあるところ 夕方
アノ「…負けちゃったな…」
ルカリオ「くわ…」
頑張ったけど…頑張ったけど…
やっぱり叶わないんだ……
あの子は輝いていた……
服もすごくて…可愛くて……
髪もストレートで…
私が勝てるところなんて一つもない……
こんな自分をだれも見てもらえない……
努力しても…努力しても…無理なんだ!
私にスポットライトは当たらない!
いつも輝くのは人気がある人、信頼がある人!きれいな人、かわいい人なんだ!!
「天然パーマ」
「似合ってる!」
いやっいや…いやーーーーーーーーーーーーー!
アノ「あぁ…あぁーーーーーーー!ひっぐ!えっぐ……!!」
なんで、なんで、がんばったのにぃ………
ルカリオ「くわんぬ…くわんぬ!」
アノ「ぐっす…ルカリオ…?」
ルカリオ「くわんぬ!くわんぬ!くわーんぬ！」
アノ「ごめん……変なところ見させちゃって……」
ルカリオ「くわんぬ！」
ルカリオをてを差し出す
アノ「ありがとう…でもちょっと待ってて…」
アノ「ぐすっぐっすぐす！あーーー!ひっぐえっぐあっぐ!…………ひぐ……………えぐ……………」
アノ「…ルカ…ひぐ…リオ…えぐ……おまたせ……!ひぐ…」
ルカリオの手をとる
アノ「まだ…一回目だもんね……!ひぐ…こんなところで……終われないよね……！ルカリオ……ひぐ…ステージにたったたとき…覚えてる?」
ルカリオ「…くわんぬ！」
アノ「……ひぐ…私達スタートラインに立ったんだ!だからもっとそこで輝きたい!もっとそこにいたい!だから…ひぐ…だから頑張ろう!」
ルカリオ「くわんぬ!」
ゴウ「…アノ！」
アノ「ごめん!遅れて…」
サトシ「その…残ね…」
アノ「言わなくていいよ…もう気にしてないから次は…絶対勝って見せる!」
ルカリオ「くわんぬ!」
サトシ「…!そうか」
アノ「いこ!」
ゴウ「おう!」
でも…まだ怖いんだ……
私にはまだかなわない人がいるって思うから……
いつか私にもスポットライトは当たるのかな…?
もしかしたら一生当たらないかもしれないのに…
そんな不安をかかえながら…
進むしかないんだよね…
今の私だと…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ラスク | 作成日時：2020年10月18日 13時
