10話 ページ11
私は動けないからベッドの上で、皆は部屋に置いてあるテーブルで、それぞれのお弁当を食べ始めた。
釘崎「おい虎杖。その唐揚げ1個よこせ」
虎杖「え、嫌だよ!?」
野薔薇ちゃん、相変わらずだなあ…笑
私も黙々とお箸を動かしていると、伏黒くんが話しかけてきた。
伏黒「そういえばA。何があってそんな酷い怪我を負ったんだ?」
あ、そういえば話してなかったな。
あとの二人も手を止めて、こっちを見て頷いていた。
口の中の野菜を急いで飲み込んで、話し始める。
『えっと…なんか腕が刃物みたいになってる呪霊に挟み撃ちにされちゃって…
狗巻先輩がいなかったら死んでたよ笑』
釘崎「笑い事じゃないでしょ!ったく。気をつけなさいよねー。
あんたには死んで欲しくないんだから」
虎杖「これは釘崎に同感」
ううう…2人も優しいなあ…
『ありがとう。次は気をつける』
伏黒「ああ。そうしてくれ」
そう言って伏黒くんは、少し目を細めてフワッと笑った。
虎杖「にしても伏黒、珍しいよな。お前が『Aにご飯持って行ってあげよう』なんて言うなんて」
釘崎「んね。いつもの無愛想な伏黒からは考えられない発言だったわ」
伏黒「ちょ、お前らっ…!!」
………ん?ちょっと待って?
『え、もしかしてこれ言い出したの伏黒くんなの!?てっきり野薔薇ちゃんかと思ってた!』
伏黒「ちょ、違っ!いや、違くないが…」
釘崎「んー?なんか伏黒顔赤いわよー?w
あとAちゃん、私が言い出したって思ってたのね…」
伏黒くんって、こういう時むしろ放っておくタイプだと思ってたのに…!←
伏黒「いや、あんなに酷い怪我をしていたら、ろくに動けねえだろうから…悪かったな無愛想で!」
口元を手で隠しながら伏黒くんが答える。
伏黒くん、優しすぎでしょ…!
『うわあ、もう…昨日と言い、今日と言い、ホントに何かお礼しないとなあ…』
伏黒「だから大丈夫だって言ってんだろ?」
『いやいや、そんな訳にもいかないって!』
なんて言い争っていると、残りの2人も話に入ってきた。
虎杖「え、何何?昨日何があったの?」
『うん。ダンボールの荷物片付けるの手伝ってくれたんだ』
釘崎「ま、マジで!?」
野薔薇ちゃんが驚いた顔でこっちを見てくる。
『マジマジ。ね、伏黒くん』
伏黒くんが下を向いたまま小さく頷く
虎杖「まじか…」
釘崎「あの伏黒がねえ…」
2人とも、伏黒くんを何だと思ってるの…
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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ひがん(プロフ) - はなはだしい 草 (2021年4月18日 15時) (レス) id: 1d1bd5d946 (このIDを非表示/違反報告)
玖瑠実(プロフ) - ひがんさん» レス遅くなってごめん!「はなはだしい」って打ったら出てくるよ! (2021年4月17日 19時) (レス) id: 6a5d4d499c (このIDを非表示/違反報告)
ひがん(プロフ) - 確かに。そういえばパパ黒の「甚」ってなんて打てばでますかね? (2021年4月6日 12時) (レス) id: 1d1bd5d946 (このIDを非表示/違反報告)
玖瑠実(プロフ) - 伏黒はいつでも最高ですよ← (2021年4月5日 0時) (レス) id: 6a5d4d499c (このIDを非表示/違反報告)
ひがん(プロフ) - おおお!更新がはやい、、、!そして恵ん最高かよ(≧∇≦)b (2021年4月2日 20時) (レス) id: 1d1bd5d946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玖瑠実 | 作者ホームページ:https://twitter.com/kuruton_cm_?s=09
作成日時:2021年3月23日 19時