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久しぶりに1人で朝食を食べる。
こんな早い時間に食堂に来たのは初めてだ。
いつもと違う時間だったからか周りにいるのは知らない人ばかり。
エース「おはよ。早くね?」
『やっときたぁ...おはよ...』
デュース「眠そうだな?早起きでもしたのか?」
『逆!徹夜。』
エース「は?課題?」
『そ...眠いー…』
ほっぺをつねられ少し目が覚める。
前に座っていたデュースが咳をし始めた。
私のせいでむせたとでも言いたいのか。
エース「そんなおもしれぇ顔なの?」
デュース「あぁ...ちょっと待った...震えが止まらん。」
『失礼しちゃーう。卵貰うよ。』
デュース「それは...!!!僕の、僕の卵が...」
『1個くらい良いじゃん。』
デュースの手にあったフォークに刺さっていたゆで卵をパクッと食べる。
卵ってこんな美味しかったんだぁ。
エース「オレのもいる?」
『いらない♡』
エース「デュースだけずりぃじゃん!」
『なにが?』
エース「その、何でもねーよ!!」
『あ〜、あーんってして欲しかったの?』
テンションがおかしい事は自分でも分かっている。
でもノリでやってしまった。
照れてるエース面白いんだもん。
デュース「イチャつくのは他でやってくれ。」
エース「元はと言えばお前が...!」
デュース「口の中に入っている時に喋るな。」
『だってして欲しかったんでしょ?』
エース「うるせぇ!違ぇし!!」
騒ぎ立てるから注目浴びちゃったじゃん。
一限目からデイヴィスの授業だし、先に教室に行こう。
『じゃ、お先に失礼しまーす。』
エース「おい!?」
デュース「僕とこいつを置いていくのか。」
『課題出すから♡』
言い訳をし逃げた。
足元がふらつく。流石に徹夜はやりすぎたかな。
『デイヴィス!課題終わらせたよ!!』
クルーウェル「馬鹿犬!声が大きい!」
『えへへ〜、どーよ!』
クルーウェル「バレたら承知しないからな?」
『ねぇー、それより課題みて!』
クルーウェル「ふむ...2年の範囲の割にはよく出来てるじゃないか。教えてもらったか?」
『ちょっとだけね、、まぁ、うん...』
クルーウェル「さては徹夜でもしたな。」
『バレた?』
クルーウェル「何年見てると思ってるんだ。授業だけはサボるなよ。」
『分かってるって〜』
そう言いつつも魔法史は寝ようと考えている。
あれは何しなくても眠いし、斜め前がジャックだから寝てもバレないの。
あー、長い一日。
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じぇる(プロフ) - ラムさん» ありがとうございます! (2020年5月10日 13時) (レス) id: 016e7ac1dc (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月10日 8時) (レス) id: 53f56e15b5 (このIDを非表示/違反報告)
じぇる(プロフ) - Eyeさん» ありがとうございます!とても嬉しいです!!引き続きよろしくお願いします! (2020年5月9日 0時) (レス) id: 016e7ac1dc (このIDを非表示/違反報告)
Eye(プロフ) - 面白かったです!更新頑張ってください! (2020年5月8日 14時) (レス) id: ee71a41126 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:じぇる | 作成日時:2020年5月6日 23時