三輪ちゃんに成り代わった件について

逃げれた…？ ページ32

「っは…はぁ……」

堕氣を殴ったあと、少し呆然と立ち尽くしていたが、なんとか逃げ切った。

殴った感覚はあったんだけど、実感がなくてね…立ち尽くしてた自分を殴りたい。
もしそのまま襲われていたらどうなっていたことが。

でもさ、でも。

○

「ふ、ふふ…こんなにしっかりと殴られたのは、はじめてだよ…」

お、怒ってる…？

でも笑ってる…ナニコレ。怖い。
圧迫面接か？？？

「名前は…Aちゃんだっけ？」

確かそう呼ばれてた…と記憶を辿りながらいう堕氣。

イケメンに名前を呼ばれるなんて光栄です…
てかまじその…声が良すぎるんだよ…

私の弟になって欲しい…お兄ちゃんでも可！


「ボク、負けちゃったのかな…？

ふふ、さっきまでは冗談のつもりだったけど、本当にキミに恋しちゃったみたいだ。


生きているから、またリベンジしにそこの男の子達を殺.しに行くよ…キミを奪うためにね。」



それはまるで、【私のせいで２人が死ぬ】とでもいうかのようで、頭が真っ白になった。

これは、原作では描かれていなかったら描写で、どう身動きを取れば良いのかもわからない。

しかも、私を奪うため…？

呆然と立ち尽くしている私をみて、悟が「A！」と叫んだ。

慌てて走り出し、ちらりと堕氣の方へ振り返ると、私ににっこりとした笑みをむけ、手を振っていた。


○


ということがありましてね…

なに？愛されキャラとかさ…嬉しいけどね？？？

複雑な気持ちなのよ。嬉しいけどね、傑くんの敵でしょ？
正直要らないよな。その愛は受け止められないよ！









ところで、森の中で迷子になっている事に関してどう思う？


Go○gleせんせーーーー！！！！

ってめちゃくちゃ叫びたい。
だが私は幼い子供…スマホは持ってないし、そもそも売ってない…のか？

ごじょせん高専時代は、なんかガラケーみたいなの使ってたよね。


でもね、私、こう言う時にワクワクしちゃう性質を持っててさ。

今めちゃくちゃにっこり笑顔な自信しかないわ。

なんかさ、迷子になった時に孤独とかじゃなくて、自由だ！って感じちゃうの。

…叫んでいいかな？

キョロキョロと周りを見渡して、人がいないか確認…

かく…え？ん？……は？


「…ふっ」


伏黒パパだぁーーーーーーっ！！！！！！！

あっ！？ん、え、はっ？ふ、んんんん？？？？？

い、いけめん…そのままイクメンになってくれ…

思わず叫びそうになって、口を手で掩い塞ぐ。

#間違えて公開してました

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