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「それで、どうなったの?」

なるべく優しく声をかける。こんなキャラじゃ無いんだけどなぁ…と思うが、胸の痛みは止まらない。
辛く苦しくなる。

「それで…ずっと、耐えていたんです。ずっと、ずっと。三年って長いんです。その間で、何回死にたいと思ったか。

そして、この学校に入学。
特別頭がいいというわけでも無いから言いくるめてなんてすけどね。笑
そこで、先輩に会いました。」

「……私?」

「はい。先輩は、みんなからの人気者で。疎ましく思っていたこともあったんです。
でも、ぶつかってしまったときに、ああ…気づかないんだろうなぁ…って思って足早に去ろうとしたとき、ごめんね?っていってくれたんです。当たり前の事だけれど、それで、少し好感がもてて。
バスケ部に所属しているって聞いて、それがきっかけで入部しました。1年生の入部者は少なくて、同級生もいなくて最高だなって。幸せだなって思えたんです。



でも、ダメだったんです。」

「え?」

ぐいっと引き寄せられる。涙で覆われた瞳からは、少し異常さを感じた。


「先輩、きっと私が自 殺すると思ってきてますよね?」

「…」

何も言えない。答えられない。でも、これだけは言いたかった。

「…死んでも、いいことはないよ?」

「ッ!そんな事、わかってます!
べつに、 同情を誘おうとしたんじゃないです!
私、死にたくないです!でも、生きているのがつらくて死にたくなる。だから、こうするしかなかった。

それにもう、決めた事です。




最期に、先輩に会えて、よかった…。」

すると、わたしから離れてフェンスに近づいていく。

胸が痛い、いたい、イタイ

苦しくて、辛くて、幸ちゃんとの思い出が浮かんできて、


「いたいなぁ…」

「え」

咄嗟にフェンスに登り、幸ちゃんの手を引っ張る。

「あれ?」

そのまま戻ろうと思ったのに。
身体は思い通りには動いてくれず、バランスが崩れよろける、目にうつるのは幸ちゃんの驚いた顔。泣きそうな顔。…死にたくないと言葉に出す幸ちゃんの顔だった。恐怖、絶望、怯え。

「そんな風になるなら、私の言うことを聞けばよかったのに。」

幸ちゃんを押し出し、私が空に浮かぶ。いや、沈んでいく。

「先輩!!!」

幸ちゃんが必死に叫ぶ。
頭の良い彼女ならわかるだろうに。


…その行為は無駄だって。



ほんと、


「正しい死って、なんだろうねぇ。」


そう呟き、落ちるのを待った。


最期に、漫画が読みたかったなぁ…

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琉亜 - かっこよみんなちな三輪ちゃん最推し推しです (2023年2月24日 3時) (レス) @page5 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
みわ(プロフ) - れいなさん» オチはないと思います!!誰かとくっつけたりしても面白そうですけど、わたし的に「誰か一人を選ぶことなんて出来ないッ!」みたいな考えなので……れいなさんがオチの欲しい方でしたらアンケートでもとって決めたいですね💕 (2022年3月15日 18時) (レス) @page45 id: 12c96b02fb (このIDを非表示/違反報告)
れいな - これってオチとかあるんですかね・・・? (2022年3月8日 23時) (レス) id: 9244dafa1b (このIDを非表示/違反報告)
みわ(プロフ) - ren2230011さん» ありがとうございます!実況者さん好きなんですよねぇ…(しみじみ)案外気づいてくれる方多いのでもっとふやしてみようかなwこれからま更新頑張ります! (2021年5月16日 23時) (レス) id: 30d5dd2d2c (このIDを非表示/違反報告)
ren2230011(プロフ) - 呼んでいたら突然青鬼さんのぽまえらが出てきて思わず吹きました。凄く好きです!頑張って下さい! (2021年5月16日 22時) (レス) id: 041c7a56e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みわちゃん | 作成日時:2020年8月2日 18時

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