三輪ちゃんに成り代わった件について

来てしまった… ページ12

ヤッホー！みんな元気！？


私はあることに気づいてしまってまじテンション下げぽよ〜〜！！









「誕生日おめでと〜Aちゃん？」


にこり、とわざとらしく悟が笑う。いままで毎日のように一緒に遊んできた五条悟。

彼がこんなにも(恐怖しか感じられない)笑顔なのは、私が今日五歳になるからだ。

そう、私はこれから鍛えられるの☆


冗談きついよ☆


でもね？悟くん。



「なんでこんなに朝早いの…？」


まだ眠そうな顔でAがいう。それもそのはず。

だって今は、朝の６時なのだから。




「ん〜とね、今日は、俺の任務についてきてもらおうと思って。

取り敢えず朝メシいこーぜ。」


なんてこともないようにいってのける。

さすが(未来の)特級術師はする事なす事のけたがちがうぜ！

と、文句を思ったりするが、正直なところ楽しそう


「よし！いくぞ悟！！給料が私を待っている！」


「えー、俺のなんだけど。てかどこでそんなのおぼえたの？」

恐ろしー、まぁべつに良いんだけどね？と、ぶつくさ言いながら先へと進む私の腕を引き寄せて手を繋ぎ、

「もー、Aは行き先わかんないでしょ？しかもこんなはやくいってどーすんの。朝メシどこいく？」

手を繋がれた事に驚きも感じたが、何せ２歳から五歳までの期間毎日顔を合わせたりスキンシップもあったため、照れたりはしなかった。

(顔がいい…)

でもやっぱり奢りといえば

「叙○苑」
「ねーよバカ。もーガ○トでいっか。」




・


「んー…悩むなぁ……」

じろりじろりとメニュー表を見つめて約五分。
悟はもうパンケーキと注文が決まっているのだが、中々Aが決まらない。

「も〜まだ？パンケーキとトーストで悩んでるんでしょ？俺のわけてやるよ。だからトーストでいい？」

「えぇ〜…うーん……

トースト…に……する。」

「おっけー。

てか欲張ったって食べきれないでしょ。」

・

コトリ、と音を鳴らして注文したものが置かれる。ふわりと香る匂いはとても食欲をそそる。


「うわぁ〜！おいしそ〜〜！！」

「ハイハイ、落ち着いて食えよ〜」



カリカリふわふわの食パンに、バターを塗ったあとに、ベーコンと目玉焼きを乗せる。定番だけど、やはり美味しい。



「うぉぉ…美味である。」

「お前いつの時代だよ…お！このスープもうめぇ…」



悟がスープを飲みながらいう。めちゃくちゃメープルシロップかけてるじゃん。
甘くて美味しそう！


「ね〜そのパンケーキわけて？」

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