限界オタクが最推しにプラベで会うことになった件。【桃】

プラベ24日目 ページ29

ーAsideー
さ「俺の事応援してくれてありがとう。君たちは俺の宝物です。…大好き。」

さとみくんが言葉を言って下がる。

「宝物です。」までは正面を向いていっていたのに。

「大好き。」のところはこっちを一瞬見て、微笑んでからいった。

好き。大好き。その気持ちが溢れそうになる。

推しなんかで終わっちゃやだ。

さとみくん、ううん。桃屋さとみくん。大好き。

、

、

、

ーさとみsideー
ライブが終わって楽屋に帰ろうとする。

とりあえず足が痛い。

目も腫れているのが自分でもわかる。

楽屋に入ろうとしたときだった。

廊下から走る音が聞こえて、

「さとみくん！！！！！！！！！」

って声が聞こえた。

待ってたAちゃんの声。

Aちゃんが飛びついてくるからそれに答えるように抱きしめる。

おれはちょっとおどけて笑わそうとした。

でも、できなかった。

だって、

Aちゃんが泣いてたから。

「ふぅっ…さとみくんがぁ…笑顔でできてよかったぁ…」

さ「ありがとっ…。」

「あとね…いっぱいリスナーさんがいるのはわかってるの…大人の女性が好きなのも…。でもね…さとみくんのお気に入りは私がいい…。」

さ「Aちゃんは急いで大人にならなくていーの。あと、Aちゃん以外にいると思ってる？w」

「いなぁい…」

さ「そーゆーこと。」

俺ちゃんとAちゃんだけにしかファンサしなかったのになぁ、

まだ気づかなかったのかぁ…w

大人になんかまだならないで。

俺のずるさを気づかないで。

君に1番近くて好かれてるのは俺だから、

その特権利用させてよ。

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