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加味「改めて、Aの姉の加味柚です。よろしくね!」



3人に事情を話し、姉さんに改めて自己紹介をしてもらった。私達は一卵性双生児だけど…見分けぐらいはつくでしょ。そもそも学校にワンピースで来ないし。




夏油「双子か…確かに目の色が若干違うね」

五条「エメラルドかエメラルドグリーンか、なんてわかる訳ねぇだろ」

家入「Aと2人並ばれたら分かんないわ」

『そう??まあ性格は真逆だけどね』

加味「確かに笑」



今日は姉さんいるから大人しくしとくけどね…さすがに姉の前で「皆のアイドルAちゃんだぞ☆」なんてやる勇気はない。

多分あのクソ親父にもこんな事やってるってバレちゃうし。



『姉さんは私の呪具とかこの指輪作った結構すごい人』

五条「お前が…呪具は使わねぇから知らないけど、その指輪はすげぇと思うよ」

夏油「悟が素直に人を褒めるなんて…」

家入「明日は槍が降るぞ」

五条「俺を何だと思ってんだよ」




まあ悟が人を褒めるなんて珍しいことだけど、それぐらいこの指輪はすごい。

悟以外の3人には指輪の凄さが伝わらないだろうけど、呪具の凄さは伝わったみたいだ。




『姉さんは高専の呪具を見に来たんだよね』

加味「そう!この辺に用事があって呪具見てくれないか〜って夜蛾先生に呼ばれたの!…実はAに会いたかっただけっていうのは内緒ね笑」

『え何それ可愛い…』

加味「元気してたってお義父さんに伝えとくね!」

『義父さん私に何か言ってた?』

加味「あー…今度来いって言ってた」




何が好きであいつの顔見なきゃなんねぇの?早くくたばってろクソ親父が。

なんて姉さんの前で言える訳もなく。分かった、とだけ言った。

そして先程から悟が姉さんのお土産をガン見していたので4人で分けてね、と姉さんが渡した。お土産でもわかる通り、私と姉さんは北海道出身。札幌生まれだからバリバリの都会っ子でございます。

両親が亡くなってからすぐに今のクソ親父が引き取ってくれたからそれなりの恩はあるけど、私を道具としてしか見てないから大嫌い。

家が大きい所と御三家ほどではないけどそこそこの力があるところだけが取り柄なんだからさっさとくたばれ。って思ってるのは内緒。




加味「悪い顔するのはやめようね」

『ハイ』




姉さんは怒らせたら怖いタイプだからもう絶対に怒らせたくない。悟達にも言っておかないと。絶対怒らせるなって…



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作者名:空白 | 作成日時:2021年6月9日 23時

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