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『やっほー!みんなのアイドルAちゃんだぞ☆』

五条「顔だけならいけると思うぞ」

家入「顔だけなら」

夏油「……うん」

『ちょっと!顔もいいからいけるんでしょうが!あと誰か否定してよ!』









と、いつものテンションで傑の部屋に入るとお酒を飲んでいる硝子とマカロンを食べている悟がいた。いや悟可愛いかよ。今度スイーツバイキングに連れてってやるよ。








『悟、マカロンちょーだい』

五条「1個だけだぞ?ほら」

『あーーーんっ…うんま!!さすが悟!顔だけじゃなかった!』

五条「顔だけはお前だろ!」

家入「私からしたらどっちも同じだろ。なあ夏油?」

夏油「……」

家入「…夏油?」

夏油「え?あ、あぁ、そうだね」

『えぇ!?そうなの!?』









とうとう傑からも顔だけだと言われしゅんとしてしまった。だけどそれにすぐ気づいたのか頭を撫でて「顔も、いいもんね」と笑顔で言われた。もう神様、仏様、傑様だよ。頭が上がりません。








五条「そういえば1級のやつ、どーだった?」

『…もしかしなくても私に聞いてるよね』

五条「受けたのお前だけだろ」

『えーと…あ、あはは…そのー…』

家入「何だよ。もったいぶるな」

『…落ちました!』









私がそう言った瞬間、みんなの驚きの声が高専中に響き渡った。私は先週、1級呪術師になるための試験を受けた。1級の呪霊は祓えたしなんなら途中でどこからか湧いて出てきた特級だって祓った。








家入「特級祓ったんじゃなかったの!?」

『うん、祓ったよ』

五条「じゃあ何で落ちんだよ」

『あのねーー…これがまあ理不尽なの。聞いて?』

夏油「上からの圧とか?」

『違う違う。私の態度が悪かったから』









はははーと笑ってお茶を飲むと今度はみんなのため息が聞こえた。みんなよくため息つくよね。幸せ逃げちゃうぞ?婚期逃しちゃうぞ?








『その任務の日にさ、中学の頃の親友から電話かかってきたんだよね!』

夏油「…まさか任務中に出た、とか言わないだろうね」

『もちろん出たよ!急用かもしれないし!』

家入「で、内容は何だったわけ?」

『ただの雑談。というかあっちの惚気話かな』

五条「それで…電話しながら任務したと?」

『そ!大正解!悟くんには投げキッスを贈呈します!』

五条「いらねぇよ!」









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作者名:空白 | 作成日時:2021年6月9日 23時

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