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A「あ、わざわざありがとうございます！」
??「ああ、全然大丈夫っすよ！」
??「そういえば名前まだ言ってなかったっすよね？俺中野倭っていいます。」
A「よろしくお願いします！中野さん！」
中野「山下さんって幾つ何すか？失礼じゃなかったら聞いても大丈夫ですか？」
A「全然大丈夫です。21です」
中野「お！俺より3つも年下？！」
中野「あ、俺堅苦しいの苦手なんで全然タメで大丈夫っすよ。俺もタメで大丈夫ですか？」
A「それは全然大丈夫です。呼び方もお任せします。私は敬語でも大丈夫ですか？」
中野「ありがとう！じゃ俺はタメで話すな。うん。大丈夫やで。でも中野さん呼びはやめてな笑 せめて倭くんって呼んで」
A「わかりました。倭くんって呼びますね」
中野「うん。そうして」
??「おーい！倭ー！！始めるよー」
中野「あ、やべ、じゃ行ってきますね」
そう言って中野さん…倭くんはコートの中に走っていった
優しそうな人で安心した
コートの方に目を向けるとボールが凄い音を立ててネットの上を行き来していた
凄い強いチームなのかなと思った
私はこんな凄いチームで広報をやっていいんでしょうか？
私がコートの方に釘付けになっていると重村さんが戻ってきたようで話しかけられた
重村「どう？凄いチームでしょ？」
A「はい！バレーは今まであまり見た事がなかったんですが興味が湧いてきました」
重村「選手のこと撮ってみたい！って思った？」
A「はい！あのボールを拾ってたり打ってたりする姿をカメラに収めたいです」
重村「そっかそっか。そう思ってくれて嬉しいよ」
重村「選手とは話せた？」
A「中野さんと少しだけ」
重村「ああ、中野倭ね。凄いフレンドリーだったでしょ？」
A「はい！椅子まで用意してくださってとても優しい方でした」
重村「へえー。ま、あいつ優しいもんな」
重村「とりあえず試しに撮ってみる？うちが使ってるカメラでもいいし、山下さんのカメラでもいいし」
A「え、いいんですか？！カメラは今日持ってきてるものでもいいですか？」
重村「全然いいよ。じゃ好きに撮っていいからね。俺もここにいるから何かあったら言ってね」
A「ありがとうございます！」
私はそう言ってコートに向かってカメラを構えた
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作者名：林檎飴 | 作成日時：2024年1月23日 17時
