神でも人間でもない【終末のワルキューレ】

二十話 ページ26

ヘラクレスだった。






ﾍﾗｸﾚｽ『(お前は・・・良くやった・・・もう・・・苦しむな・・・)』










ﾍﾗｸﾚｽ『逝け』







そうトドメをさそうとした時＿＿＿＿＿＿ジャックは手で＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿










ヘラクレスを



















刺した







ｼﾞｬｯｸ『Dear GOD・・・』




ｼﾞｬｯｸ『この技の名前です・・・あなたに捧げます』






アレス『なぜだ・・・なぜ人間ごときの手刀が神を貫いている・・・？』





ﾍﾗｸﾚｽ『ぐ・・・ッ・・・「血」か。傷をかばっているように思えたが・・・あれは手袋に血をまとわせ・・・そしてその自らの「血」を神器化した・・・のか』





ﾍﾗｸﾚｽ『最後まで・・・大したやつだ・・・どうだオレの心は＿＿＿＿＿＿変わって見えるか？』






ｼﾞｬｯｸ『・・・・・・いえ





私の






負けです』





ﾍﾗｸﾚｽ『オレは何も変わらん』




アレス『打ち下ろせヘラクレス！！』



殴りかかろうとして見えたがしかし＿＿＿＿＿＿



ﾍﾗｸﾚｽ『忘れるなオレは・・・いついかなる時も












人間を



















愛している』






その手はジャックを抱きしめた






ｼﾞｬｯｸ『あぁ神よ・・・なんと強情な御方だ・・・』





アレス『・・・・・・！！』





ゼウス『最後に・・・殴る力は失っていても抱きしめる力は残っていた・・・か』






ﾍﾗｸﾚｽ『いい闘いだったよ・・・怒鳴ってしまって悪かったな・・・ブリュンヒルデ・・・見ていたか？あとは任せたぞこの愚かしくも愛おしい人類を・・・救ってくれ』






ヘラクレスはその後消滅・・・




ｼﾞｬｯｸ『私の感情はいま・・・何色なんでしょうね・・・・・・』




第四回戦
勝者ジャック・ザ・リッパー

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