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お兄ちゃん…呼んだことない呼び方。
私よりもずっと優秀で、
父のいい所を全て持ってる人。
明るくて、家族のムードメーカーみたいだった。
遺伝子性の血液疾患だと分かった時、
私に笑って 大丈夫、と言った。
子供だから信じていたのかもしれない。
日に日に弱ってく兄を見てられなくて、
なんで貴方じゃなかったよ、と言われることも、
母からの暴力に耐えられなくなって、
私は逃げた。
兄と再開したのは施設に入って2年たった頃。
「キム・Aいますか〜??」
突然やってきた兄は2年前に比べ、
痩せてはいたが元気そうに見えた。
会いたくないわけじゃないけど、合わす顔が無い。
私を見つけるなり、勝手に上がり込んで
「A会いたかったよ」
と言い私を抱きしめてくれた。
「…久しぶりだね。…ジンくん。」
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キキ(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2019年5月9日 20時) (レス) id: 1808159cfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:hinatabocco | 作成日時:2019年5月6日 20時