29 TH ページ29
「ウッ…オエェッ、、、ゲポッ…ウッ、ウッ、」
そろそろ胃液も出ないよ 、と泣きそうなる。
「大丈夫?
1人で苦しまないの。呼んでよ。
なんのための夜勤なの〜。」
温かい手が背中をさすってくれた。
「ウッ、、、ヒクッ…ヒクッ…ッ」
泣きたいわけじゃない。ただ苦しくて、
助けて欲しかっただけ。
「Aヌナァ〜、ッ…ヒクッ、、、」
「ヌナじゃなくて、病院では先生でしょ〜。
はい、はい、吐き気止め入れてあげるからベット戻ろ。」
素直にベットに戻り、
点滴を再開され、おでこに冷えピタを貼られる。
いつだってこの人が僕達を助けてくれる。
どんなにしんどくて、苦しくても、
一番近くにいて、幸せを分けてくれる。
なんか疲れたな、なんて思ってると
思ってもいなかったことを言われた。
「びっくりしないでね、
ジミナが2週間後、退院することなった。
ちゃんとお祝いしてあげようね〜」
熱い頭をやさしく撫でてそう言った。
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キキ(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2019年5月9日 20時) (レス) id: 1808159cfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:hinatabocco | 作成日時:2019年5月6日 20時