女子の闇

ただいま…みんな ページ27

私｢ラーズ達…怒ってるかな…｣


私は館に帰るのが怖かった


でも、帰って謝るしかない。





私｢ハァハァ…もう少しで着く｣


そして館の門が見えてきた時


少女がこちらを見て立っている


私｢…………！｣


その少女とは


そう。マリーだ。


思わず私は走った。


そしてマリーを抱きしめて言った


私｢ごめんね！ごめんね！本当に……ごめんなさい！｣


マリー｢あぁ！あぁ！あきなだ！あきなだ！｣


私は急いでラーズの所へ行った


そして


ガチャ！


勢いよくドアを開けて


私｢本当にごめんなさい！｣


深く頭を下げた


顔を上げることが出来なかった


なぜならラーズがどんな顔をしているのか


それが不安で仕方がなかったからだ


とにかく私は頭を下げて謝罪した


そして


ラーズは口を開いてこう言った


ラーズ｢おかえり！｣


私｢……え？……え？え？｣


ラーズ｢あきな！おかえり！心配したのよ…？｣


私｢どうして……怒らないの？｣


ラーズ｢何馬鹿な事言ってるの…？もう……………うぁぁん！｣


いつも落ち着いていてクールなラーズが大泣きした


その状況に私は涙が止まらない


ラーズ｢あきな！無事でよかったァァ！｣


私｢うわぁん！｣


ラーズ｢あきな？おかえり｣


私｢……ただいま｣


こうして私は元の時代に戻り、普通の生活を再開した


28話へ続く

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