更生しました、私の中ではな！2【レペゼン地球】

73話目 ページ25

披露宴が始まる。

目の前のドアが開く

康「行こうかァ」

ニヤニヤしている眼鏡の腕を指先で摘む
組みたくないからだ。

入場曲が流れた

072は最高さ〜♪

ザワつく会場内

スタッフ達も下ネタがすごいとは聞かされていたもののこれは不意打ちだったのかクスクス笑っている

私が腕を摘んでいる康は動揺したような顔をしたが
すぐ元に戻り前進した。

ﾁｯ、流石にこれだけじゃダメか…

司会者が冷や汗をかきながら開宴の言葉をはじめる
その次に新郎新婦の紹介。

竹元康の方はかなり多い人数の親族がきていた
こちらは母のみ。
母も協力者だ。

司会者「次に新婦の紹介です〜。」

ありきたりな思い出話を進めていくなかで
司会者は(え？これマジで行くの？え？)と言わんばかりにこちらの事を見てきたので首を縦に振る

司会者「Aさんは幼い時、お父様の浮気により両親は離婚、女手1つで育ちました。大学卒業後レペゼン地球というグループに所属しゴキブリを食べたりゲロを吐いたりなど逞しい姿をYouTubeに投稿し続けています。そんな中で父親が新郎である康さんのお母様と再婚…」

みるみる真っ青になっていく元父親

面白い物を見れて余程嬉しいのかずっと笑顔の母

隣では眼鏡が大量の汗をかいている

新郎側の家族はコソコソと何かを話している

康「君って奴は…！」

私「この期に及んで反抗しないとでも思ったか？馬鹿め」

大声でそう言い眼鏡に向けて派手に中指を突き立てる

その姿を見た新婦側の家族はザワつく

康「このっ…！」

眼鏡は私の手を握りそのまま自身の体に引き寄せて
キスをしてきた。

康「このと〜り！僕達！ラブラブです！！」

フリーズした。
え、まって…今すぐ口を洗いたい…

こちらを見守ってくれていたヒカル達も唖然としている。

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