72話目 ページ24
勝負の時がきた…
メイク室でスタッフさん達と話をする。
スタッフ「それにしてもあの康さんと結婚なんて…」
スタッフ達がそんな事をコソコソ言っているのが聞こえた
私「助けて下さい!」
大声で言う
スタッフ達は一斉にこちらをみる
スタッフ「どうしました?!」
私「この結婚…勝手に偽装した婚姻届提出されて…私に跡継ぎ作らせるためのもので…私、嫌です!あの人と結婚なんて!!」
スタッフ「そんな酷い…」
私は演技で泣きながら事前に覚えてきた話をする
私「私は…この披露宴で竹元康に反抗します!」
スタッフ「私もお手伝いします!」
女の敵は女と言われるが時に味方にもなる
1人が協力をするといえば
波のように他のスタッフも「私も」と立ち上がる
私「まずは入場曲をこの曲に変えてください、手始めに向こうの一族からの私の印象を下げる事から始めます。」
スタッフの1人にとおる曲のCDを手渡す。
スタッフ「この曲は…」
私「私が所属してるグループが作った曲です。下ネタがすごいので気を付けて下さいね」
この曲を流せば一瞬で気まずい空気が
流れるだろう
私「それとこれ…披露宴の最中に流して下さい」
スタッフ「これは…」
私「映像です。竹元Aさんの思い出…だとか言って流して欲しいです。こちらも下ネタすごいので気を付けて下さい」
スタッフ「すごいですね…用意が…」
私「長い間ストーカーされた挙句、職場にまで押しかけて迷惑をかけてきて最終的に偽装した婚姻届出されて強制的に籍入れられてほんとに許せないんです」
あの眼鏡の容姿がよろしくないおかげで
同情してくれるスタッフは多かった。
とあるスタッフは別のスタッフに根回しをして
別のスタッフは急いで曲のCDを持っていき
みんなこの計画の為に動いてくれた。
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みゆう(プロフ) - いつも見させていただいています!とても好きな物語なのでこれからも頑張ってください! (2020年5月8日 0時) (レス) id: ed7532a7bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とろろ | 作成日時:2020年4月19日 14時